本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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風邪薬の副作用:眠気、下痢、便秘などは、なぜ起きるのか?(2019-03-01更新)

病院の風邪薬を飲んで、眠気、下痢、便秘などの副作用はよく起きます。しかし、皆さんは高熱、咳さえなければ、風邪が治ったと思うでしょう。

 

事実は違います。

病院の薬で治ったのではなくて、ただ単に風邪のウィルスがもっと深い体内に叩き込まれているだけです。

 

なぜそんな事が言えるのか?

今日は中医学の理論で、細かく説明しようと思います。

3700文字の記事ですが、参考になると幸いです。

 


 

こんばんは。李哲です。

中医学に詳しくない方のために、この記事を書きました。

 

私も勉強中の未熟な者で、教科書みたいな記事を書くのは恥ずかしいです。でも、中国語では抛セン引玉 といいますが、もっと勉強した方の指摘など受ければ光栄です。

 

1.生薬の古典は「神農本草経」 (省略で本経と言う)。

 

2.生薬の処方箋の古典は、「傷寒雑病論」 。(省略で傷寒論と言う)

 

3.中医学理論の元は、「黄帝内経」 (素問と霊枢,二つがある)

中医学の全ての治療は、この「黄帝内経」 に書いてる原則に従っています。

 

特には 「黄帝内経」は、鍼灸との関わりが深くて、たくさんの治療法則と治療のツボを書いています。

 

中医学理論の聖典:『黄帝内経』(こうていだいけい)

中医学理論の聖典:『黄帝内経』(こうていだいけい)

 

中医学を勉強したい人は、

以上の本をたくさん読まないといけないですね。

 

今日は「傷寒雑病論」 を例にして、

なぜ病院の風邪薬がよくないか?

風邪薬の副作用というのは、一体どんな意味があるのか?を説明します。

 

 

体を守る6つの壁・防衛線(六経弁証) 

中医学の理論では、人間の体を6つの防衛線に分けてます。体を守る6つの壁ですね。

 

その六つの壁(防衛線)は、

太陽→陽明→少揚→太陰→少陰→厥陰と言います。

 

以下では分かりやすいマークとして、A→B→C→D→E→Fと表現します。

 

簡易図面で表示すると、こんな感じ。

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第1層目:太陽病(A)の主な症状

一番外側は「太陽」(防衛線)、皮膚のところです。

「太陽」の主な症状は、寒気がする、風を嫌がる、悪寒、高熱、頭痛、体の筋肉痛・関節痛など。

 

太陽の防衛線ががやられたとき、現実によくあるのは風邪、水痘、発疹、インフルエンザなど。

 

第2層目:陽明病(B)の主な症状

熱がり、汗かき、便秘、口臭、イライラ、落ち着きがないなどが見られる。 

 

大腸がん、女性の更年期障害、子供の自閉症、多動児、大人の躁うつ病は、みんなこの陽明病の範囲です。便秘を治して、胃腸の調子を整えれば、自然に治ります。

 

便秘は第2層目に属する病気、ひどくはない段階です。

ちなみに、中医学では『陽明無死症』と言います。

その意味は、病気が第2層目の防衛線:『陽明』に止まった場合、治療しなくても死なない。

 

大腸がんも、この陽明病です。

しかし、今の大腸がんの治療例を見てください。

大腸がんで死んだ人は、まだ少ないですか?

 

なぜ死なないはずの大腸がんで死んだのか?

これは手術・抗がん剤をすすめた担当医に聞くべき。

 

担当医が手術・抗がん剤を受けて死ぬか生きるか、チェックしたほうがいいです。

 

第3層目:少陽病(C)の主な症状

めまい、気持ち悪い、吐き気がする、口の中が苦い、身体が熱くなったり寒くなったりする、わき腹が苦しいなどが見られます。

 

いわゆる胆嚢炎、胆嚢結石、マラリア…などはこの少陽病の範囲に入る。現代医学でいうリンパ節腫脹、リンパ癌、乳がんなども少陽病の範囲です。

 

第4層目:太陰病(D)の主な症状

 

お腹が張って食べられない、下痢、食べ物の味が分からない、食欲不振などが見られます。

 

食欲不振は第4層目まで入ったときの症状

食欲不振は第4層目まで入ったときの症状

 

膵炎、膵臓がん、食中毒、コレラなどの伝染病が、この範囲に入ります。大昔、ヨーロッパ・中国で伝染病がはやったとき、激しい下痢で死んだ人が多かったです。

 

第5層目:少陰病(E)の主な症状

寒がり.いつも眠い.だるくて体力がないなどが見られる。

 

西洋医学でいう腎不全・腎炎・心不全・心膜炎・心臓病は、この範囲に入ります。

 

第6層目:一番奥の厥阴病(F)の主な症状

 

ひどい吐き気と下痢、お腹空いてるのに食欲がない、食べると寄生虫を吐く、気が上がって心臓辺りをぶつける感じ…などが見られる。

西洋医学で言う肝臓がん・肝硬変・寄生虫感染などが、この「厥阴」の範囲に入ります。


中医学でも謂いますが、「厥阴」の段階まで来たときは、死亡の確立がとても高い。一番肝心な奥まで侵略されたので、治すのには難しくて、時間がかかるわけです。

 

西洋医学にとって肝臓がん・肝硬変になったら、あとは肝臓移植くらいしかできません。中医学ではまだ治す余地があります。症例として、以下の記事を参考にして下さい。

 

li-hari.hatenablog.com

 

6つの防衛線は病気が悪化・良くなったかを判断する基準

 

大昔は、化学薬品がなかったです。

みんなが病気になっても、以上の6段階の症状でした。


中医学は、このように6段階に分けて人間の体を見てるから、病気が今どの段階にあって、病気が回復?悪化?を判断します。

 

中医学は6つの防衛線で、病状を判断する。

中医学は6つの防衛線で、病状を判断する。


そして、6段階の定義があるから、西洋薬の副作用もすぐ分かる。

本来この段階にないはずの症状が出たのは、薬の副作用しか考えられません。

 

中医学では「風邪(ふうじゃ)は万病の元」だと言います。すべての外部から入る病気は、最初ただのかぜ(A、第一層目)。風邪をちゃんと治してないから、A(第一層目)からF、Dになるのです。

 

外部からの風邪(ウィルス・菌)は、A→B→C→D→E→F順番で入るときもあるし、A→→Cなど飛び級で入る時もあります。

 

もっと中に入るかどうか。

飛び級するかしないかは、患者さんの免疫力によります

 

免疫力(中医学で謂う正気)が強ければ、飛び級が生じない。AからE・Fになったりしません。

 

免疫力が弱いと、A→B。A→Cなどになります。

よっぽど免疫力がガタガタでない限り、A→E(もしくはF)になりません。


面白いのは、病気が治る時は逆の方向。
つまり、F→E→D→C→B→Aになる。

患者さんの免疫力が強ければ、一気にF→→C→→A。F→→D→→Aになるときもあります。

病気が治るときも、逆方向で走りながら治ります

病気が治るときも、逆方向で走りながら治ります

 

西洋薬が病気を悪化させる証拠

 

それでは、

皆さんよく飲む風邪薬を例にして話します。

 

風邪薬を飲んで、眠くなる方は多いでしょう?

熱は下がったけど、なぜか身体がすごくだるい.一日寝ても眠い。皆さんは熱が下がれば風邪が治ったと思わないで下さい。

 

本当は違います。

これは風邪が治ったのではなくて、一番外側の防衛線「太陽」から、4段階も飛ばして5番目の防衛線:「少陰」に入ったから、めちゃくちゃ眠いのです。

 

あと便秘になっちゃう方もいる。

直接に2番目の防衛線:「陽明」まで入ったからです。

 

風邪の頭痛、熱は治ったけど、腹痛・下痢になったのは、4番目の防衛線:「太陰」に入ったからです。

 

運が悪い人は、薬をちょっと飲んだだけで一番奥の「厥阴」まで入る。

風邪のウィルスが、6番目の防衛線「厥陰」:肝臓に入るとどうなるのか?

 

西洋医学でいうB型肝炎・C型肝炎・劇症肝炎(急性肝不全)などが、「厥陰病」に属しています。

 

いまある大量のB型肝炎・C型肝炎・劇症肝炎(急性肝不全)は、風邪を西洋薬で治したから生じた副作用。

 

最初の風邪のとき、西洋薬で症状を体内に押し込んだから、飛び級して肝臓まで入っている。

抗生物質だと飛び級して悪化する

抗生物質だと飛び級して悪化する

 

ちなみに、漢方・鍼灸で風邪治療をする場合、中に飛び級して入る事はありません。

 

漢方にとって、風邪を治すのは朝飯前。

風邪の処方箋は以下の記事にあるので、どうぞご覧ください。

f:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plain
li-hari.hatenablog.com

 

風邪薬だけではなくて、ほかの鎮痛剤.睡眠剤.抗うつ剤.抗がん剤…なども同じです。

 

本来の症状がなくなったけど、違う苦しみ.痛みなどが出てきた。これは治療ではなくて破壊です。

 

自分の体の感覚を信じてください

 

たくさんの患者さんは、副作用の症状を無視して、すべて病院の先生に任せていますがこれは大間違いです。

 

本当の治療は、必要悪・仕方がない副作用が生じません。

病気がよくなっているか、悪くなっているか、あなたは自分で分かるはず。

 

あなたの調子を判断するのは、他人が決めるものではありません。

 

ニハイシャ先生は、アメリカ人の患者によく話してました。

あなたは私を信じなくても、漢方を信じなくてもいい。でも、自分の体の感覚だけは信じて!あなたの体はあなたを騙しません!」

 

あなたの辛いところを1番分かるのは、あなたで先生ではない。

あなたの辛いところを1番分かるのは、あなたで先生ではない。

 

いつか、中医学が主流になったときは、「自分の体の感覚を信じる」ことが常識になるでしょう。

 

その時になったら、最先端と言われる機械なども一切不要。

国のお金の節約にもなる。

一石二鳥のことです。

 

問題は、こうなると儲けがないから必死に反対して、悪口を言う.偽情報をばら撒く人たちがいる。

 

なんか今の原子力発電所に似てるような感じですね…