【※本記事は2019-05-22更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記の翻訳文。
高血圧と後頭部の痛み。下痢、嘔吐、お腹にガスが溜まる、極度の倦怠感、下半身が太り過ぎ、ひどい冷え症。甲状腺がんなどの中医学治療です。
本文のリンク先は、こちら
- ご主人の高血圧は、漢方薬を飲んだ翌日に、正常になってびっくり
- 奥さんのひどい下痢、ガスが溜まるのは治った
- ウィルソン病の患者は、回復しているところ
- 甲状腺がん患者が、西洋医学のボロクソを言っている
- 200人治療して、1人だけ治せななかった
- 李哲の説明
ご主人の高血圧は、漢方薬を飲んだ翌日に、正常になってびっくり
04/28/2005、晴れ。
フランス人医師の夫婦が再診に来ました。
初診は先週の木曜日。
初診時の症状は、高血圧と後頭部の痛み。
原因は1998年に車事故で顎を骨折し、その後は高血圧と後頭部の痛みで仕事ができなくなり、退職するしかなかったです。
今日来て、ご主人が言うのは、最初の漢方を飲んだ次の日に血圧を測ってみたそうです。
正常値だったので、もう1回測ってみました。
また、同じ結果。
彼は測る機械が壊れたと思い、隣の家に行って違う機械を借りてきて測ったら、また同じ結果!
これだけではなくて、
- 自分が20代の体力に戻ったような感じ
- 体力は充分ある
- 思考も集中できる
- 気持ちまで晴れてきました
彼は中医学の治療速度が、こんなに早いことにビックリしてました。
そして、これはコントロールではなくて、治療であることも分かっていました。
彼自身が西洋医学の先生だから。
彼自身は分かってます。
西洋医学の薬は、絶対こんな効果がないこと。
彼は未来の長寿村から来た人。
村の人たちに追われて、この診療所に来たのです。
彼はフランスに戻ったら、中医学の良さを宣伝してあげると誓ってました。
フランスではまだ漢方が使えないそうです。
もしかして、フランスにいる漢方医が駄目すぎて、フランス人を納得させてないからかも知れません。
彼は情熱的に、「フランスに遊びに来てください!」と言ってました。しかし私が行ったら、患者はどうすればいいですか?
高血圧に対して、鍼治療の効果も良いです。
以下の記事、どうぞご参考に。
奥さんのひどい下痢、ガスが溜まるのは治った
奥さんの最初の症状は、
- ひどい下痢
- 嘔吐
- 腹部にガスが溜まって腫れてる
- 極度の倦怠感
- 下半身が太り過ぎ
- 両足が氷みたいに冷たい
これは中医学で言う「上熱下寒」。
一般の中医師はこのようなデブを見ると、すぐ血を冷める生薬など出すけど、私は逆でした。
最初の処方、一日の生のトリカブトは5銭(15gくらい)、干姜2銭(6gくらい)。他にも熱い生薬をいっぱい出しました。
今日、奥さんは来て私と握手しながら言ってました。
「この10年、体がこんなに楽になったことはない。
下痢は治り、ガスが溜まるのは治りました。
体力も戻って、ずっとおならするのも治りました。」
夫婦二人で喜んでいるのを見て、私も嬉しくなりました。
しかし、反面に冷え汗かいたのもあります。
主治医が私で良かったけど、もしほかの中医師だったら、フランスは100年経っても中医学を認めないかも知れません。
今日、夫婦は私に話したのがあります。
親戚の13歳の子供が、白血病になって骨髄移植をしようとするそうです。
夫婦はこの子は、こんな治療を受けて必ず死ぬことを知っていました。
そして、私に救えるかどうかを聞いたのです。
夫婦が探した人は、ちょうどここにいます。
下痢は鍼治療でも、素早い効果が出ます。
以下は一つの鍼治療例、参考になると幸いです。
ウィルソン病の患者は、回復しているところ
肝レンズ核変性症の患者さん、また来ました。
前回の記事はこちら。
漢方を飲んで3日後に、生理が来たそうです。
経血の量も多い。
上半身はだいぶ柔らかくなり、舌を動かして話せるようになり、腕も動けるようになりました。しかし、下半身はまた硬い。
ほかの自覚症状はみんな良くなって、暇さえあれば眠たくなる。めまいがする時がある。歩くときふらふらするのはまだあります。
最初の処方に入れた生の附子(トリカブト)は5銭(15g)以上。今日、脈診してみたら少し浮いてきただけ。
だから、今日は一日7銭(21gくらい)まで上げました。
つまり、1回で飲む量は2銭(6gくらい)。
これはまだ私が使った一番多い量ではありません。
私が使った一番多いのは、一日の使用量が1.5両(45gくらい)。
彼女の病気は、中医学でいう「狐惑症」 。
だから、百合地黃湯 を元にして処方したのです。
甲状腺がん患者が、西洋医学のボロクソを言っている
今日初めて来た患者。
甲状腺がん、62歳の白人。
西洋医学の治療で甲状腺を切り取って、その後は放射線療法を31クールやりました。
私は彼に聞いてみました。
「夜は眠れなますか?」
「不眠症です。」
「便通はどうですか?」
「下剤を飲まないと全然出ません。」
「足は冷たいですか?」
「氷みたいです。」
診察はこれで終わり。
読者の皆さん、この人はよくなっていると思いますか?
彼は診察の最初から、アメリカ西洋医学のボロクソを言ってました。
最初から中医学のことを知っていたら、絶対手術を選ばないと!
現在、彼は生きるのが死んでいるより辛いだそうです。
甲状腺がんのもう一人の治療例は、以下をご覧ください。
200人治療して、1人だけ治せななかった
治療日記を書いてから今日まで、21日。
数えると200人くらいの診察回数。いろんな病気。
私が唯一に失敗したのは、あの日本人女性の乳がん患者。
手術したあと、肝臓がんと肺に転移した女性です。
乳がんの日本人女性の記録は、以下をご覧ください。
西洋薬の化学療法で、盲点があったので、私が治せなかったのです。
ほかの病気はみんな良くなっているところ。
本来だったら、「東方不敗」になるはずだったのに、西洋医学のせいで「東方有敗」になりました。本当に頭にきます。
中国の大陸では「西洋医学を中心に、中医学は補助的」というのを提唱してるけど、これは中国大陸のレベルが足りないことを証明してます。
私に言わせると:西洋医学の先生、自分で病気を治せない事を知っているなら、どこかに消えろ。中医学の治療の邪魔になるな!
このようになれば、私は本当の「東方不敗」になる。
中医学は生存率.治癒率などの説はありません。
これは西洋医学が民衆を騙す巧妙なやり方!
中医学では治せない病気と治せる病気。
この2つだけです!
李哲の説明
1.「上熱下寒」に関しては、
春月さんのアメブロ記事を参考して下さい。
東洋医学で体質をみる その7 陰陽偏在の上熱下寒タイプ
2.ニハイシャ先生は、生のトリカブトを15g以上使っていますが、素人の皆さんはきっとどこがすごいか分からないでしょう?
日本の漢方薬局に行って、聞いてみれば分かります。
生のトリカブト有りますか?の質問に、薬局の先生はビビるかも知れません。
しかし、トリカブトはそんなに怖いものではありません。
正しいトリカブトに関する知識は、以前の記事を参考にして下さい。