【※本記事は2019-04-20更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記の翻訳文。
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針1本、1回で治した子供の腰痛、背中の痛み
04/30/2005。晴れ。
白人のぽっちゃりした子供、10歳。母親が同伴で来ました。
子供は初診は二日前。
来た理由は、腰と背中がだるくて痛いから。
私は聞いてみました。
「いつから痛かったですか?」
お母さんが言うのには、「一年くらいです」
この話を聞いて、私はすぐお母さんのボロクソ言いました。
「簡単に治せる痛みを、子供に1年も耐えらせるなんて!」
お母さんが言うのが、「最近は脊椎のMRIなど撮るつもりだったけど、友達がニハイシャ先生に先に診てもらったら?と言ったので来ました」
この話を聞いて、更に頭に来てお母さんを叱りました。
「子どもの治療には、2つのツボで1本の針しか要らない。しかも針は、その場ですぐ治ります!」
お母さんは私の話を聞いて、バカみたいに愕然とした表情。
私は子供の臨泣穴に刺して、すぐ針を抜きました。
その後、子どもに「腰を動かしてみて」と話しました。
子供がお母さんに話したのは、
「痛くない、もう治った」
お母さんは目が点になり、「本当に痛くないの??」と何回も質問してました。
私は子供に話しました。
「今後は誰にも脊椎を触らせないで。
何か問題があったら、私を探しに来て下さい。
西洋医学のどんな手術でも、あなたのお母さんが同意しても、拒否してここに来なさい。お母さんの話を聞いてはダメです。
あなたのお母さんは、西洋医学の洗脳であなたを助けることができない。
あなたのお母さんは、絶対あなたを愛してる。しかし、あなたの体の面倒をみる事ができない!」
私はお母さんの目の前で、このように話しました。
お母さん、あなたは間違っていることを示したいから。
第九番の背骨が痛いのは、肝臓がやられたから
今日になって、この子供がまた来ました。
「背中がまだ痛いですか?」
「そうです。しかし、今度は違うところが痛いです」
詳しくチェックしてみたら、なんと脊椎の第九番目が痛い!
これを見て、私はまた怒り出してお母さんを叱りました。
患者が多すぎて、詳しくお母さんに質問ができなかったから、ほとんど「望診」(顔を見るだけでの診察)でした。
「あなたの扁桃腺は、もう無いでしょう?」
子供は頷いてました。
「扁桃腺の手術したあとから太りました?」
子供とお母さんは頷いてました。
「ちょっと病気になったら、お母さんは抗生物質などを飲ませるでしょう?病気になってなくても、お母さんがビタミン剤を飲ませるでしょう?」
子供は頷いてました。
「あなたは、夜中の1時~3時の間に、よく目が覚めるでしょう?」
子供とお母さんは頷いてました。
私は猛烈にお母さんを叱りました。
「あなたは本当にバカ親!
あなたは子供を愛してるけど、子供に害を与える事しかやってない。
そんなに育児ができなかったから、娘さんを私に預けて。
あなたの娘さんは、既に肝臓がやられています。
だから、第九番目の脊椎が痛くなっている。
だから、夜中の1時~3時の間に目が覚める。
あなたが西洋医学の小児科先生の話を信じ過ぎたからです。
我々中国人は、何十億の子供を育ててきました。
我々こそ育児方法が分かります。
今後、育児方法は中国人のお母さんに聞いたほうが良い!」
漢方を処方したあと、私は子供に言いました。
「毎日朝までグッスリ眠れるようになったら、漢方を止める時です。」
その後、私は子供の肝臓経絡の「行間穴」に針を刺して、すぐ出しました。
子供の背骨の痛みは、1回で完治。
隣のお母さんは、これを見て完全に感服しました。
私はお母さんに話しました。
「あなたが信じてる西洋医学は、まるで幼稚園の子供みたい。しかし、中医学は既に博士号になっている大人。こんなくだらない小さな病気、中国大陸と台湾の任意の中医師でも治せます。」
読者の皆さん、子供が扁桃腺炎になった時、鍼灸或いは漢方で治せます。
子供が健康であるとき、夏枯草15gと卵を一つ用意して下さい。茶碗2杯の水を入れて、1杯になるまで煮詰める。
その後、子供に卵を食べさせて汁を飲ませる。
この1杯だけで、子供は永遠に扁桃腺炎になりません。
扁桃腺炎に対する中医学の治療は、こんなに簡単です。
大動脈解離の前兆がある50代患者
白人男性。58歳。
体重は140kg。
西洋薬で血糖値、コレステロール、心臓病、高血圧をコントロールしている。必死に色んなビタミン剤を飲んで、体力をあげようとしています。
彼の最初の症状は、
- 食欲が強すぎ
- 不眠症
- 性的機能は全くない
- 両膝が痛い
彼は未来の長寿村の村民たちが、捕まってここに送ってきたのです。
彼が言うのは、「もしここに来なかったら、誰も同情してくれません。誰も友たちになってくれないです。」
彼の例を書いたのは、この人は標準的な里寒症で、外側に現れた熱い症状は偽物。
西洋医学の話でいうと、彼は既に大動脈解離(だいどうみゃくかいり の危険性があります。
この病気は、一旦発作したらすぐ救急しないと即死。
病院に運ばれて治療しても、結果的には死にます。
この病気、中医学で治す時は、生のトリカブトが必要です。
最初の処方で、私は一日7銭(21gくらい)を出しました。
患者が飲んだあとに、どんな反応があって、どのくらい良くなるかは、私は最初から知っています。
大動脈解離(だいどうみゃくかいり) がよく発作する年齢は、55~60歳。彼は58歳です。とても危険な年齢であるわけです。
この時ちょうど私に会って、
しかも私しかこんな処方を出しません。
将来的、人紀の生徒さんたちはみんなトリカブトとか硫黄の使い方が分かるはず。
それ以外に炮附子、烏頭、天雄、生半夏、甘遂、芫花、大戟、牽牛などの毒がある生薬も使いこなせる。
このような生薬がなかったら、重病はどうやって治せますか?