こんにちは。李哲です。
今まで中医学の話しをたくさんして来ましたが、「中医学」はどんな意味か?
今日は文字を分析しながら、説明したいと思います。
一般的の考え方だと、
「中医学」は中国の医学だと思っているでしょう。
「中医学」の先生を、簡略して「中医」と呼ぶ。
西洋医学の先生を、簡略して「西医」と呼ぶ。
一理ある分析ですが、本当はこんな浅い考え方ではないと思います。
中医学の「中」と言うのは、中国の意味ではなくて「中庸之道」(ちゅうようのみち ) から来た「中」です。
簡単に言うと、この医学は過度でもない、不足でもないものを追求する医学。
何故かというと、中医学が討論してるのは、いつも「陰」と「陽」のバランス。片方だけ大事にするのではなくて、両方見てます。
過度でもない.不足でもない。
言うのは簡単ですが、実現するのは難しい事です。
例えば国の法律。優しすぎだと法律違反の人が増える。厳しすぎると暴君に反対する声が増えて、革命が起きる。
例えば人間の体は栄養が必要だと言うけど、栄養過剰だとデブちゃんになるし、栄養が足りなかったらまた病気になる。だから、腹八分目という言葉があったでしょう。
(最近、一日一食で健康体に!を売りにしてる人がいるけど、筋が通る話かどうかはご自身で判断して下さい。)
中医学で主張する、
ちょうど良いバランスを取る。
その思想は人間の体にも応用できるし、国を定める時にも応用できます。何故かというと、中医学は一つの哲学で真理だから。
バランスだと言って、ケーキ.チョコレート.チーズなども適当に食べる必要がある話ではありません。
昔は自然な食べ物しかなかったので、あくまで自然な食べ物に限られてる話です。
そんなに適当なバランスを追求するなら、覚醒剤も抗癌剤.鎮痛剤も適当に料理に入れればもっと良いじゃないですか?
こんな料理は、想像しただけでも吐きそう。