本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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血尿、目くまがひどい、腎臓が痛い、両足のむくみが2週間で治った腎不全患者。過度な肥満症、過食症、体が熱い症状に石膏が効かない場合、トリカブトで治せる。

【※本記事は2021-03-22更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記を翻訳しました。腎不全の血尿・目クマがひどい・足の浮腫・不眠症・便秘などを2週間で治した例と体が熱い過食症を治すヒントを説明しました。参考にしてください。

 

中国語本文のリンク先は、

腎臟病案例與熱極生寒06/03/2006.

 

 

血尿、目くまがひどい、腎臓が痛い、両足のむくみが二週間で治った腎不全患者

 

06/03/2006、晴れ、土曜日。

白人男性、72歳。

 

彼は今年の5月20日に来たことがあります。

当時の自覚症状は

  • 右腎臓の激痛
  • 小便には血まみれ
  • 両足は浮腫んでいる
  • 便秘がひどい

病院で検査をしたら、西洋医学の先生が言うのは、「おそらく癌です。確認するためには、とりあえず右腎臓を切って生検をし、その後は癌であるかないかが分かります。」

 

彼は先生の話を聞いて第一反応は、

「冗談じゃねー!!!

 

右腎臓を切って、その後抗癌剤。

もし癌ではなかったら、右腎臓を失っただけになる。

もし左腎臓にも癌が見つかったら、どうするんだ?また腎臓を切るのか?!」

 

賢い彼はすぐ私を思い出して、病院から逃げてこちらに来ました。

 

▼李哲の説明:入院中に病院から逃げて、漢方薬治療を受けた方はほかにもいます。以下は胃癌を治した例。ニハイシャ先生の弟子が書いた症例です。

 

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当院に来たときの症状は、

  • 目くまがひどい
  • 尺脈は洪大
  • 両足は浮腫んでいる
  • 不眠症
  • 便秘
  • 排尿痛があって、尿には血まみれ 

私の検査結果、彼は腎不全です。

腎臓の老廃物が下腹部に溜まっている。

 

彼は以前、腎臓結石で漢方薬治療を続けてました。ちょうど私が22日から10日間くらい診療所にいないので、2週間の漢方を渡して今日来るように話しました。

 

当時の処方箋には硫黄15g,加工したトリカブト(炮附子)25gなど入っています。

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硫黄(いおう)の画像

 


今日、患者さんの話を聞いたら、先週から体調が良くなっていたそうです。具体的にいうと、 

  • 便通は良くなり
  • 尿量が増えた
  • 血尿は治った
  • 睡眠の質は良くなり
  • 毎日5時~7時に発作する腎臓の痛みは、完全に治った
  • 体力が戻った
  • 目くま、両足のむくみも治った

奥さんが言うのは、「寝てる時ヨダレがでるくらいです」

「こんなに調子が良くなるとは思わなかった!」と彼も喜んでました。

 

▼李哲の説明:腎臓が原因の足の浮腫。中医学では一目瞭然なのに、西洋医学では逆に正常だというのです。以下はアメリカの診療所で起きたブラックジョーク。患者さんは中医学治療を求めて正解でした。

 

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私が検査したら、まだ腎臓結石の反応がある。だから、煎じ薬を丸薬に変えて、腎臓結石が治るまで飲むことを薦めました。

 

▼李哲の説明:漢方薬に煎じ薬、丸薬があるのは、その理由があります。以下の記事で説明しているので、参考になると幸いです。

 

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西洋医学は数百万ドルの医療機器があるけど、結果的には中医学の一撃にもかなわない。

 

『傷寒雑病論』の効果は、もう一度アメリカ人に認められました。夫婦二人とも、漢方のパワーにびっくりしてます。

 

診断から治療までは一気。

簡単で有効。

患者さんは腎臓を切る必要もなくて、腎機能まで復活してます。

 

▼李哲の説明:ニハイシャ先生の腎不全、腎臓癌の症例には、たくさんあります。以下が一つ、腎不全患者さんを救った例と救えなかった比較があります。どうぞご参考に。

 

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アメリカ人を治す時は、とても楽ちんです。

アメリカ人は、西洋医学の無能と薬の副作用にとても詳しい。

しかし、中国人は?

 

中医学を信じないで、西洋医学ばかり迷信してる。西洋医学の治療でダメになってから、中医学の治療を探す。しかも、中医学治療で一発で治して欲しいという。

 

最初から中医学治療を受ければ、治すのは難しくないです。しかし、西洋医学の治療を受けてから来ると、治療は困難。

 

西洋医学の治療を受けてから中医学治療を求める人、私には尋ねないでください。ボロクソ言われるだけで、何にも役に立たない。

 

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過度な肥満症、過食症、体が熱い症状に石膏が効かない場合、トリカブトで治せる

もう一人の患者さんは看護師、45歳。

主な症状は、 

  • 過度の肥満症
  • 食欲はびっくりするくらい強い(過食症)
  • 甘いものが大好き
  • 身体がとても熱い

最初、彼女の処方箋に入れた石膏は1日分で250g。

今日で400gに増量しましたが、相変わらず体が熱くて体重も変わらない。

 

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石膏(せっこう)の画像

 

今日診察したら、舌は白暗い。脈診は沈細無力。 

 

一般の中医学の先生は石膏を処方する時、1日で大体40gが限界です。私が使ったのは石膏400g!

 

なのに、彼女はまだ熱い。

 

これが『黄帝内経』で言う「熱極生寒」

「熱極生寒」を解釈した症例は、ほかにもあります。以下の記事、どうぞご参考に。

 

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「熱極生寒」に関して、知っている人が少ないので説明します。 

中医学は治療する時、患者さんが熱がりの時は性質が寒い生薬を使う。寒がりを治す時は、性質が熱い生薬を使います。一般の中医学先生のレベルは、ここまでです。

 

この例みたいに、性質が寒い生薬をたくさん使っているのに、患者さんはどんどん熱がりになる。ほとんどの中医学の先生は両手をあげます。

 

しかし、経方家の場合は違う。

人体は太極図みたいな円型で、永遠に循環している理論を応用します。

 

患者さんが熱い限界を超えると、自然に寒くなる。

私が使った薬は、性質がとても熱い生薬:ナマのトリカブト(生附子)、1日分で15g! 

 

▼李哲の説明:熱がり、食欲が異常に強い過食症など治す時、大量の石膏を処方するのがニハイシャ先生の治療方法です。以下は、ニハイシャ先生の弟子が治した例、同じように大量の石膏を処方していました。

 

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このような治療例は多いです。

過食症の患者さんは、トリカブトを飲んだ次の日から食欲が落ちて、暑い昼間でも体が寒くなる。

 

体内が冷え過ぎの患者さんには、性質が寒い生薬を使う時もあります。寒い限界を超えると、逆に暖かくなる。これが中医学の理論です。

 

(最後のニハイシャ先生が忙しくて、治療日記を書けなかった理由は省略)