本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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体調不良はストレスが原因だけではない!体調不良の原因を、中医学の理論で詳しく説明します

【※2019-03-09更新しました。文字数6660】

 

こんにちは。鍼灸師:李哲です。

今まで何回か質問を受けたことがあります。

 

「食べ物に気を付けているし、運動もしている。

こんなに気を使っているのに、なぜ五臓六腑がダメになったでしょうか?」

 

身体は複雑なシステムなので、健康に良い食べ物を取れば健康になるとは限らない。病気で早死になったスポーツ選手も多いです。

 

健康を守るためには、様々な要素があり、1種類だけではない。

どんな要素を守れば、健康な状態をキープできるか?

 

そのためには、人間はなぜ病気になるのか?を分析しないといけません。

 

今日は中医学の理論で、病気の原因に関して述べました。

重点的な内容は、「ストレスと病気の因果関係」です。

 

 

体調不良の原因は、おおむね3つ

中医学の理論では、病気の原因は以下のようなものがあります。

 

1.内因性:

七情、飲食、房室労傷。

 

2.外因性:

六淫、疫気。

 

3.不内外因性:

内因性でも外因性でもないもの。

 

以下は1個ずつ、私の言葉で説明したいと思います。

 

1.内因性

内因性には七情、飲食、房室労傷、この3つがあります。先に、飲食と房室労傷を解釈して、七情は後ほど詳しく説明します。

房室 労傷(ぼうしつ ろうしょう)

「労傷=過労」

過労は、もちろん五臓六腑を壊します。

昔の金持ちは、運動不足で体がさびて病気になっていました。

 

人間は動物なので、適当な運動が必要です。

(過度ではなくて、適当な運動。)


中医学のオススメの運動は、なるべく歩く。

 

年をとると、いろんな運動ができなくなります。

サッカー.バレボール.バトミントンなど。

 

しかし、歩くのは何歳になってもできる。

そして、負荷が一番少ない。

 

もちろん歩くだけで、健康になるとは限らない。

運動の中でオススメとして、歩くのが一番良いと言うだけです。

 

歩くのは1番良い運動

歩くのは1番良い運動

 

「房室傷」というのは、性行為のやり過ぎ。

簡単に説明すると、男性の精子というのは、腎臓エネルギーの精華です。

 

たくさん使うと腎臓が早めに枯れて、寿命も縮まる。

早い段階で、様々な不調が出て悲惨な晩年を過ごす。

(中医学では、腎臓が強ければ長生きすると言います。)

 

性行為の回数に関しては、4文字でまとめることができます:ほどほど。

 

病気治療中、性行為を節する必要性に関しては、以下の記事で詳しく書いてあります。

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li-hari.hatenablog.com

 

飲食 

口に入れる食べ物は、直接内臓に入るので、質が悪い食べ物だと病気の元になります。

 

プライブケア禁止物 をうるさく言うのも、食べ物が体に対しる害を最小限にする為です。

 

「人生短いし、好きな物をなんでも食べて死ぬんだ!」と主張するそこのあなた。

 

それはあなたが病気になってないから、

地獄級の苦しみを味わってないから言える事です。

  

そして、食べる量。

昔から伝わってきた「腹八分目

これは何時の時代になっても正しい理論です。

 

いくら健康に良いと言われるものでも、ほどほどにしてください。

 

腹八分目などに関しては、以下の記事でも討論しています。参考になると幸いです。

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li-hari.hatenablog.com

 

2.外因性

外因性には「六淫」と「疫気」、2つがあります。

六淫(外部気候)

詳しくいうと、風、寒、暑、湿、燥、熱の6個。

外部環境(気候)の変化です。

 

例えば、寒い風に当たって風邪を引いた。

暑すぎて熱中症で倒れた。

湿気が多い環境で働いて、関節痛が生じた。

 

疫気(えきき)

これも外部の環境の変化から来るものです。主に大流行の伝染病を引き起こす気候。

 

例えば冬なのに暑い。

細菌・ウィルスなど活発になりやすいので、伝染病も流行る時期です。

 

豚インフルエンザ、SARS(重症急性呼吸器症候群)、インフルエンザなど、様々な伝染病が疫気に属してます。

 

3.不内外因性

毒蛇、毒虫に噛まれた。

車事故で内臓が破裂して大出血

スポーツ競技で靭帯損傷、骨折…など。

 

厳密にいうと、これは病気ではなくて、「けが」です。
けがは中医学でも治療できるけど、西洋医学がもっと得意かも知れません。

 

脱臼.骨折した時に形を復元する。

切れた血管をつなぐ。

虫歯で壊れた歯を新しく作って入れる。

事故で手足を失った時に義肢を作って入れる。

… …

 

こんな時は西洋医学が良いです。

テクノロジーだから。

 

入れ歯治療、むし歯治療など、形を治す歯科は、西洋医学が中医学より優れている

入れ歯治療、むし歯治療など、形を治す歯科は、西洋医学が中医学より優れている


ただし、一つ混同しないでほしいのは、
病気は内科のもの。

ケガは外科のもの。

2つは全然違う分野です。

 

具体的な形を修理する外科手術は、内科には適用しません。

なぜなら、西洋医学は内臓がどうやって一つのシステムになって、動いているかも分からないからです。

 

内臓の病気を西洋医学に治療してもらうと、つらい自覚症状がどんどん増えるだけ。

 

たとえば癌。

治療すればするほど悪化して、あの世行き。

 

例外がありません! 

 

臨床で乳がんの治療比較があります。

漢方薬と病院の治療、どちらが良いかは皆さんの判断にお任せします。

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li-hari.hatenablog.com

 

体調不良とストレスの因果関係

 

七情!

これが一番話したいものです。

 

一般的に言う七情は、

喜、怒、哀、惧、愛、悪、欲。

 

もっと簡単にいうと、

七情は日常生活での「喜怒哀楽」です。

 

「怒る.悲しいと病気になる?」

「嬉しいのも病気になる?」

中医学を知らない方は、きっと不思議だと思うかも知れません。

 

喜怒哀楽は五臓六腑があるから生まれる感情

 

次は理由を説明します。

中医学の理論では、喜怒哀楽は五臓六腑があるから生まれる感情です。

 

五臓六腑と感情の順番関係は、五臓六腑→→→感情。

変な意味でいうと、あなたがもし五臓六腑がなかったら、「喜怒哀楽」の気持ちもない。

 

死んだ人は五臓六腑があっても、喜怒哀楽はありません。なぜなら、死んで「気」がないからです。

 

五臓六腑があるから、人間にも「喜怒哀楽」の感情がある

五臓六腑があるから、人間にも「喜怒哀楽」の感情がある


「気」は見えないけど、存在してるエネルギーです。

人間は五臓六腑があって生きてるのではなく、この『気』があって生きてるのです。

 

五臓六腑と感情の具体的な対応表は、以下のとおりです。

  • 肝臓があるから、怒りの気持ちが生じる
  • 心臓があるから、嬉しい気持ちが生じる
  • 肺があるから、悲しい気持ちが生じる
  • 腎臓があるから、志があったり、恐怖心が生じる
  • 脾臓があるから、誰かを思ったり、仕事するとき集中力がある

臨床でいうと、

肝臓に問題がある時は、怒りやすくなる。

肺に問題がある時は、悲しくなりやすい。

… …

 

逆のパタンですが、

  • たくさん怒ると、肝臓に悪い
  • 悲しすぎるのは、肺に悪い
  • 恐怖心は腎臓に傷つける
  • 考え過ぎると脾臓に傷つける
  • 嬉しすぎは心臓に悪い

 

内臓と気持ちの変化は、お互いに影響する

 

歴史上で有名な例え話をあげると、「一夜にして白髪になった」マリー・アントワネットのエピソードがあります。

 

ネットではあり得ないと言いますが、中医学の理論から見ると十分あり得る話。

極度の恐怖は腎臓を壊すので、一晩でも白髪になります。

 

五臓六腑と感情は、お互いに影響があります。

例えばよく怒ると肝臓がやられて、肝臓がやられたから更に怒りやすくなる。悪循環です。

 

特に女性の生理とイライラ・怒りっぽいのは、肝臓との関連性が強い。

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li-hari.hatenablog.com

 

中国語は感情を表す時に、気とか臓器の名前をよく使います。


例えば日本語でいう怒る→中国語では「生気」と言います。

現代の言葉でいうと、エネルギーをたくさん消耗する。

 

怒鳴った後ぐったりなるのは、たくさんのエネルギーを消耗したから。

 

日本語の嬉しい→中国語では「開心」と言います。


日本語で勇敢な人→「胆大」。気配りが繊細な人→「心細」と言います。

 

日本語でいう悲しい→中国語では「傷心」と言います。心臓を傷つけるの意味。

 

悲しすぎるのは、心臓と肺を傷つける

悲しすぎるのは、心臓と肺を傷つける

 

臓器の働きは、西洋医学の理論でいうと自立神経の働きなので、自分の意識でコントロールするものではありません。

 

自分の意志で心臓を止めたり、汗を出せたり、胃を動かしたりはできない。

しかし、我々は感情をコントロールすることで、内臓の状態を変えることができます。

 

感情の変化は、中医学で病気治療にも使う

 

気持ちの持ち方は養生にも関わるし、病気の治療にも使います。

例えばイライラして肝臓がやられた人には、涙を流す感動の映画を見せる。

 

悲しくて泣くのは、肺の働きです。

肺は陰陽五行論でいうと「金」。

肝臓は「木」。

金は木に勝つ。

 

だから、スッキリなれるのです。

 

なぜストレスを溜め込んだとき、泣くとスッキリなるか?

泣くことで、金が木を伐採して、木(肝臓)が減るから身体はスッキリになるのです。

 


 

昔の中国にあった治療例。

(うろ覚えなので、間違いがあったらごめんです)

 

ある官僚が考え過ぎて病気になり、食べられなくて寝たきりになり、餓死になるくらいでした。

 

有名な先生に診察を頼んだら、その先生は下来から詳しい病気になった経由を聞いて、その後「これは治しやすい。ただ、私の治療代は高いです。黄金○○キロ!」と話しました。

 

黄金

 

病気治療のために、官僚は多額の黄金を送って来ました。

漢方医は黄金をもらったけど、治療を始めないで遊んで飲んでばかりでした。

 

官僚は死にそうなのに、いくら催促しても治療を始めない。

それだけではなくて、ある日漢方医は逃げちゃったのです。

 

官僚は先生が逃げた報告を聞いた時、失神するくらいでした。

「絶対許せない!アイツを捕まってきてぶっ殺せ!」と命令し、あまりの怒りで官僚は吐血までしました。

 

不思議と、その後から徐々にご飯が食べられて、体調が戻って来たのです。

 

考え過ぎると脾臓が病みます。

脾臓は土で、肝臓は木。

木は土に勝つ。

肝臓(木)がコントロールしてるのは「怒り」。

 

だから、怒らせば脾臓の病気は治る。

 

その先生は陰陽五行論を利用して、薬も針も使わない。感情の変化を起こしただけで、病気を治したのです。

 

ストレスを乱用している西洋医学

現代人に多いと言われてるストレス。

今とても都合が良い言葉になっています。

 

原因不明の病気だと昔は「遺伝ですね!」とか言ったけど、今はストレスが流行ってる感じです。

 

原因不明の頭痛だったら、「ストレスが溜まっているでしょう。」

原因不明の肩こり.首痛だったら、「ストレスが原因でしょう。」

原因不明の倦怠感だったら、「ストレスが原因でしょう。」

 

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中医学では明確に感情と五臓六腑が繋がってるので、どの臓器が弱くなった時に現れる症状だと判断します。

 

なんでもかんでも、ストレスが原因だと言いません。

 

前回の記事で話したけど、気持ちの持ち方で臓器の働きは変わります。

 

イライラ、極度の落ち込み、極度の心配、恐怖などは臓器に悪影響がある。

体調を整うためには、このようなマイナス感情を排除すべきです。

 

心配しても何も変わらない

現代人に多いのは、おそらくイライラと心配でしょう。

 

心配症に関してですが、私の質問があります。

「心配して何が変わりますか?」

 

心配しても明日の太陽は東から西に。

物事の発展は、あなたの心配に左右されません。

 

世の中で起きると決まったものは、心配しても必ず起きます。

だったら、起きる前からそんなに心配して、なんの意義がありますか?

 

ほかの事をした方が、もっと有意義な過ごし方ではないでしょうか?

 

健康診断を反対する理由

病院のの健診を反対する理由の一つ。

健診は恐怖心を煽るだけで、何の役に立たないから。

 

病気の名前を知って、嬉しいですか?楽しいですか?

癌だと言われたその日の夜からは、恐怖心で眠れなくなる.ご飯が食べられない人もいます。

 

知らなければ通常の生活ができたのに。

恐怖心で腎臓に傷つけるだけではなくて、心臓.脾臓なども壊している。

 

だから、健診はしない方がマシ。

知らない方が幸せです!

 

健康診断の本質と、その必要性に対する疑問をぶつけたことがあります。質問は以下の記事で詳しく述べているので、参考になると幸いです。

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li-hari.hatenablog.com

 

イライラは自分の肝臓を壊すだけ

私はよくイライラしやすい人に言います。

イライラしても、相手は変わらないでしょう?

イライラしても、ダメ人間が仕事もっと出来るようになったり、自分の希望する人になってくれたりしません。

 

逆に、イライラしてあなたの肝臓は壊れます。

相手の肝臓はちっとも影響受けません。

 

問題の解決にならない上に、自分の肝臓を傷つける。

これより、損するものはないでしょう?

 

患者さんから聞いた言葉、とても印象に残っているのがありました。

「ストレスと言うのは、あなたがコントロール出来ないもの。」

出来ないものをしようとするから、ストレスになるのではないでしょうか?

 

病は気から

 

これに関しては、以下の記事でも討論しています。

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li-hari.hatenablog.com

 

中医学ではよく「病由心生」と言います。

日本語でいうと、病は気から。

 

つまり、たくさんの病気は、あなたの心が作り出している。

 

あなたがコントロールできるのは、自分しかないです。

 

他のは

諦めてください。

捨ててください。

そうすると、身体は楽になります。

 


 

仏教でいう「色即是空」。

私の拙い理解ですが、この一生経験するものは、空にすぎない。

 

死ぬ時は持って帰るものはない、すべてどうでもよくなると思います。

 

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若い時に一所懸命に追いかけた、

名誉。

お金。

恨み。

嫉妬。

悩み。

悲しみ。

 

そんなに大事だったのかな?

 

80歳、90歳になったらきっと変わると思います。

 

怒る.悩み過ぎは、身体に良くないのを分かっているのに、コントロールできない。

この時は漢方薬.鍼灸.ツボマッサージなどで、強制的に内臓の働きを変えることができます。

 

条件はあなたが、たくさんのお金と時間を払うこと。

 

そして、弱点があります。

あなたが性格.気持ちの持ち方を変えない限り、病気は再発する可能性が高い。

 

なぜなら、あなたの心.日常生活習慣、根本的なところが変わってないからです。

 

中医学の治療はあくまでも支援活動で、本当に治すのはあなた自身である

漢方薬.鍼灸.ツボマッサージなどは、あくまでも外部からの支援部隊で、体内の日常治安はあなた自身がやっています。

 

まさか、あなたは死ぬまで漢方薬.鍼灸.マッサージをしたいと思わないですよね?

 

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西洋医学ではよく病気は悪者.敵だと見てます。

殺さないとダメだと言いますが、私はそう思わないです。

 

病気は、あなたが何かを間違ったのを教えに来てます。 

病気は敵ではなくて、お知らせに来てる人。

 

あなたが間違ったのは、

長年の偏った気持ちかも知れない。

長年の間違った食生活かも知れない。

長年の西洋薬の慢性中毒かも知れない。

… …

 

そのお知らせを正しく受け取らないと、病気は何時でも治らないでしょう。

(おわり)

 

追記:私のストレス解消法

偉そうにいろいろ書いてますが、私も人間なんで怒ったり悩んだりします。

 

他人にはストレス解消に、歌をうたうカラオケ.散歩.旅行などを薦めてますが、個人的にはペンで日記帳に書き出すのが有効でした。

 

集中して書くと、心の整理にもなるし、漢字の練習にもなるから一石二鳥です(笑)あとは、たまに座禅。

 

雑念が多すぎると内臓の働きが乱れるので、静かに何も考えない座禅は、とてもおすすめです。

 

他にあるのは、一眼レフ。

たまにしか使わないですが、摂るのはとても楽しくて、煩悩を忘れます(笑)

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li-hari.hatenablog.com

 

以下は日記と勉強用の万年筆。

(つまらない私物の画像ですが)

パイロット823が、今のところ一番のお気に入り。

 

万年筆は珍しいと言われた事ありますが、私は小さい時、めっちゃ安い中国製英雄万年筆とブルーブラックインクを使ってました。

 

30年後の今、再び使い出したら懐かしい。

 

日本製の質の良さには感動しました。 

書き出すと思いがペン先から紙に流れ込む感じで、とても好きです。

 

私が愛用している万年筆:パイロット843

私が愛用している万年筆:パイロット823