本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)が、わずかの2週間で著しく改善した漢方薬治療例

【※本記事は2020-06-08更新しました】

 

こんにちは、李哲です。

倪海夏(ニハイシャ)先生の治療例を翻訳しました。中国語本文のリンク先は、A L S  ( Lou Gehrig )

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、西洋医学で不治の病です。原因不明なので、治すようがありません。

 

しかし、中医学ではその原因が分かる。2千年前から治療する処方箋がありました。 ニハイシャ先生の弟子が治した例もあるので、参考にしてください。


li-hari.hatenablog.com

 

なお、漢方薬治療を求める方は、台湾診療所に行ってみる事を薦めます。電話番号、住所などの情報は、以下の記事をご覧ください。

 

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片足と両手に力が入らない、不眠症、極度の倦怠感・冷え性に襲われた筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者

 

04/11/2007、晴れ。

白人女性、1960年生まれ。 

彼女は今年の2月2日、西洋医学の診断で 「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」だと言われました。

 

彼女が言うのは、去年の8月から体調不良に気づいた。具体的な症状は以下のとおり。

  • 右足に力が入らなくて歩けない
  • 痙攣(けいれん)する
  • 両腕も徐々に上がらなくなった
  • 両手のコントロールが効かない
  • 後頭部と首、背中は痛い
  • 極端の倦怠感がある

 

問診で分かるのは、

  1. 不眠症
  2. 便通はまだ良い
  3. 小便は中の黄色
  4. 食欲は良い
  5. 喉は渇く。今は温かい水が飲みたがる。半年前までは冷たい水が欲しがった
  6. 寝る時は体がとても寒い
  7. 生理の周期は正常
  8. 手足は極端に冷たい。手は肘まで、足は膝まで冷たい

 


 

 ▼李哲の説明:

冷え性がひどくなると手足が冷たいだけではなくて、肘・膝まで氷みたいになります。

 

冷え性はほったらかしてはいけない症状。放置すると将来的に様々な重病になりますから。以下は一つの施術例、参考になると幸いです。

 

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)を台湾では「澗凍人」だと言います。アメリカでは「ルー・ゲーリッグ病 (Lou Gehrig's disease) 」とも呼ばれてます。

 

ルー.ゲーリッグは、アメリカの有名な野球選手、ちょうどこの病気で死んだのです。だからアメリカでは「ルー・ゲーリッグ病 (Lou Gehrig's disease) 」とも呼ばれています。

 

私は過去に治療経験があります。しかし、患者さんはみんな途中で治療を止め、一つのサイクルを完走することができなかったです。

1回目の診察:処方箋とその解釈

 

彼女は最初に来たのは03/28/2007。当時の診察内容は以下のとおり。

  • 脈診はとても細くて無力。
  • 手足はとても冷たくて、倦怠感が強い。

脈診からは体内の冷えが分かります。

彼女が最初に来た時、ちょうど脈診と症状はマッチングしていました。これはとても良い予兆です。

 

ナイスタイミング

 

傷寒雑病論の法則によると、脈診と症状がマッチングしていれば治りやすい。もしマッチングしてないと治りにくいです。

 

彼女の最初の処方箋は、通脈四逆湯 でした。皆さんも『傷寒雑病論』を勉強したから、今は正しい処方ができるでしょう。

 


 

▼李哲の説明:

「通脈四逆湯」は「四逆湯」をアレンジしたバージョンです。「四逆湯」は体内の冷えを取るときに、最強の漢方薬。臨床の例を見ると、視神経萎縮で見えなくなった患者さんも治せるのです。

 

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彼女の自覚症状は、『傷寒雑病論』に書いてるのと全く同じ。だから、私は最初に出した処方箋がこれです。

 

傷寒雑病論』DVDはすでに発売されているので、私は処方箋内容も公開します。


生のトリカブト3銭 乾姜2銭、炙甘草3銭、茯苓5銭、白朮3銭、牛膝3銭、桂枝4銭、芍薬4銭、當歸2銭、細辛2銭、補骨脂3銭、沢瀉4銭。

 

乾姜(かんきょう):胃腸を温める作用がある生薬

乾姜(かんきょう):胃腸を温める作用がある生薬


9碗の水で3碗まで煮詰める。一日3回。食前。

(読者の皆さん、私が処方箋を公開しても、あなたが温病派の中医師に会ったら無駄です。彼らに処方箋を渡しても使わないから)


処方箋の目的は、

  • 「茯苓四逆湯」で、体内の冷えを小便から出す
  • 「当帰四逆湯」で、回復した陽気を脚まで導く
  • 牛膝は瘀血を溶かして、両膝を強化
  • トリカブトは冷えを取り、桂枝は風気、白朮は湿気を取り除く

処方箋は多くはないけど、同時に風寒湿気を取り除く。生薬たちはお互いに補うことができます。

 


 

▼李哲の説明:「当帰四逆湯」は人間に有効だけではなくて、動物にも効果バツグンです。以下は老犬の腎不全を漢方薬のみで治して、余命宣告よりもかなり長生きした例です。

 

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初診の時は漢方薬のみで、鍼灸はしなかったです。

なぜなら、患者さんは気虚だから。そして、処方箋の分量を確かめるためにもあります。

 

人によって丁度良い分量は違う。

処方箋の難しいところがここにあります。

  • 診断が正しいだけではなくて、処方箋も正しい。
  • 各生薬の分量までピッタリ。

これが漢方医の仕事です。

 


 

▼李哲の説明:

トリカブトだと殺人事件を連想する人が多いですが、偏った報道に騙されないで下さい。トリカブトは重病を治す時、とても大事な生薬です。偏見をなくすために小論文を書いたので、目を通してみてください。

 

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患者さんが帰る時、私は約束事をしました。

「3回だけ治療させてください。体に何も変わらなかったら、他の有能な治療院に行って下さい。

なにも自覚症状の改善がないのは、漢方薬の無効を証明するから、続けて飲む必要がありません。

 

この話を聞いて、あなたはきっと不安になるでしょう。私はあなたの時間とお金を無駄にしたくないからです。今日は1週間分を渡すので、来週また来てください。」 

1週間後、不眠症が良くなり、手足の冷えが減り始め、両手に力が入るようになった

 

2回目の診察は4月4日。

彼女は私に会って話した最初の言葉は、「煎じ方を間違えました!」

 

私はびっくりして、どんな煮詰め方かを聞きました。

彼女が言うのは「最初の3日間は9碗の水で2碗まで煮詰め、残りの2日分は9碗の水で4碗に煮詰め、ちょうど今日でなくなりました。」

 

私は聞いて、笑うのも怒るのもできませんでした。

飲み過ぎか飲み足りないか、どちも極端すぎ。本当に気が狂いそう!

 

気が狂う先生


私「最初の3日目は飲んで、唇がシビれる感じはありましたか?」

彼女「ないです。」

 

私「飲んだあと、どんな感じですか?」 

彼女「とても良いです。初日の夜から寝れて、冷たい手足は徐々に暖かくなりました。次の日から体力が増えて、両手には力が入るようになりました。

 

現在、筋肉のこわばりがあって、たまには筋肉がつります。しかし、残りの2日分を飲んだときは、変わった感じはあまりなかったです」

話を聞いて、私は冷や汗をかきました。彼女は間違えて煎じたのに、トリカブト中毒にはなってない。

 

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附子(ぶし、トリカブト)の画像

私はもう一度脈診をしました。

脈はまだ細くて無力。

これは体内の冷えがまだ多いことを示します。

でも、体力は増えているので、今日は鍼灸を追加して効果をパワーアップできる。

 

彼女に刺したツボは、陽陵泉、承山、曲池、陰谷、委中、天柱、大など。

 

そして、処方箋の分量を変えました。

ナマのトリカブトを4銭!

ほかは変動なし。

 

漢方薬は1週間分を処方。

鍼灸治療は明後日また行う予定です。

 


 

▼李哲の説明:極度の冷え性、手足の麻痺としびれなどの症状は、鍼治療でも改善できます。以下は私の鍼治療例、4回で終わる連載記事ですが、参考になると幸いです。

 

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9日後、歩くときはコントロールしやすくなり、体力と冷え性はさらに改善された

 

4月6日、彼女の報告:

前回の鍼灸を受けてから、こわばった体が急に溶けたように、筋肉がつらないし両肩は楽になり、首後の痛みも治りました。他の変化は以下のとおり。

 

  • 歩くときはコントロールしやすくなった
  • 体力は更に増え
  • 睡眠の質はとても良くて、不眠症とはさようなら~
  • 手足の冷え性は更に改善

彼女はとても喜んでました。

今日は4月11日、彼女の脈はまだ細くて力がないけど、それ以外は進歩しています。

 

彼女が話したのは、「There is a lot's positive」(Google翻訳:ポジティブなものがたくさんあります)

 


 

▼李哲の説明:ほかの漢方医の症例を見ると、がん治療での効果は非常に突出しています。治るかどうかはあとにして、自覚症状が改善されて生活の質が向上されるのは見え見えです。以下は一つの漢方薬症例、参考になると幸いです。

 

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2千年前の処方箋で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の諸症状は半分くらいよくなった

 

西洋医学は完全に治療法がありません。

患者さんが、ゆっくり死んでいくのを見るしかない。

 

しかし、西洋医学は「中医学の治療を受けなさい!」と患者さんにすすめません。メンツがなくなるから。

 

患者さんを死なせても紹介しない。

本当に図々しさの極点である。

 

彼女は『傷寒雑病論』の処方で、2週間で半分くらい進歩しました。

 

2千年前に書かれた傷寒雑病論の処方箋が時代遅れだったら、なぜ患者さんは良くなったでしょうか?

 

(問い合わせしてる患者さんに、アドバイスはできないと忠告する文は省略させていただきました)