※2019-03-08更新しました。
こんにちは。李哲です。
今日は倪海夏(ニハイシャ)先生の治療日記の翻訳文。様々な患者さんの例を書いています。
中国語本文のリンク先は、身體的陰與陽
1週間で治った半身マヒ
3月に3つの面白い治療例がありました。
私の説明を加えて皆さんに陰と陽に関して話したいと思います。
一人目は若い白人男性。
右半身の麻痺。
痛みを感じない。
左足の震えが収まらない。
左足が弱くて上げられない。
西洋医学の診断で頚椎ヘルニアだと言われました。
手術をしたけど、改善されたところか逆に悪化。
漢方薬治療を1週間で治りました。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者さん
二人目は46歳男性。
去年の5月から筋肉萎縮が始まり、筋肉がよく痙攣する。
そして、左足が非常に冷たく感じる。
右足は非常に熱くて、寝るときは右半身は布団の外に出さないと寝れない。
彼は去年の10月に西洋医学の診断で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)だと言われました。
胃痛とリウマチの女性
三人目は胃痛30年の患者さんの奥さん。
手足の関節痛。
右半身が風.寒気に弱いけど左半身は大丈夫。
西洋医学の診断では全身のリウマチ。
この三人は西洋医学の診断ではみんな違います。
しかし、よく見ればみんな片方の不調です。
治療例で二人の男性は先に左半身がダメになり、女性は右がダメになっています。
なんで男性と女性は違うか。
西洋医学は陰陽の理論がないから、解釈もできないし治療もできない。中医学の角度からみると、これは解釈しやすいです。
私が簡単に説明します。
半身マヒの治療経過
一人目の白人男性。
私の治療は風邪を取り除いて、脾臓と腎臓を強化し、陰陽のバランスを整いました。
中医学の理論で震えるのは風。
だから風邪(ふうじゃ)を取り除く生薬を使う。
私は漢方薬以外に針もしました。
1週間後彼は完治して、とても喜んでました。
彼の病気は致命的なものではないけど、みんなの前で左足だけ震え、右半身が感覚がないのは怪しがられる。
今は私たちの治療で治り、彼は正常な生活ができて喜んでました。
彼の症状は、インフルエンザワクチンの副作用です。
私は何回も話してますが、インフルエンザワクチンは打たないで!
風邪を引いたら漢方薬を飲んで下さい。漢方薬は1,2日で治ります。
もし、あなたが住んでいる近くに漢方医がいなかったら、私が書いた記事を読めばわかります。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療経過
二人目:46歳の男性。西洋医学の診断でALSだと言われてます。
ALSは西洋医学で治療方法がありません。
アメリカでALSの診断をされたら、障害者手帳をもらって一生救済金が出ます。
初診時、彼が言うのは以前は熱がりだったけど、今は寒がり。以前は冷たい水が飲みたがった。
彼の会社は無料でコーラを提供したそうです。
だから、彼は仕事の時、2時間毎にコーラを飲んでいて、最後は中毒になりました。
今は熱いものを飲みたがる。
汗はよく出る。
100m歩いただけでゼーゼーして大汗をかく。
左半身は右半身より明らかに冷たい。
そして、左半身の筋肉はよく震える。
彼が言うのは、最初背中が痛かった。
私が背中を検査したら、彼の痛いところは第五番胸椎と第六番胸椎の間でした。
この部分は心臓と督脈の間にある。
つまり、彼の病気はSLEと白血病の間にあります。
私が診断したのは、心臓と腎臓と表の陽気が足りない。
漢方薬以外に、針もしました。
2回目の診察の時、彼が言うのは左半身の温度は上がってきた。そして、左半身は力が増えた感じ。
治療してる間、左半身の筋肉の痙攣は大腿部からふくらはぎに下がり、今は足指の痙攣しかないと言ってました。
中医学を勉強した人は分かりますが、病気が中から外へ、体の中心から四肢に行くのは病気が良くなっていることです。
私たちの治療の方向は正しい事を証明します。
2週間の治療で彼の両足は温度が同じようになり、左半身の力が戻って来ました。残っているのは背骨の圧痛だけ。
2週間しか治療してないのに、回復が早くてもうすぐにでも治りそうで、彼はとても喜んでました。
彼は「回復がこんなに速いとは、思ってもなかったそうです」「中医学は不思議だ!」とずっと言ってました。
私は彼の病気を治しただけではなくて、コーラ中毒になったのも治してあげました。
そして彼に教えました。
「このようなコーラは、あなたの敵に飲ませるものです。自分が飲むものじゃない」
彼は大笑いしてました。
私は嬉しかったです。
また一つの家庭を救って。
彼は北京大学から来た優等生で、パソコンのソフト開発をする専門家です。前途がある青年。しかし、コーラで病気になっている。コーラは本当に最悪な飲みもの!
彼が言うのは、自分のお母さんもALSで亡くなったそうです。
彼のお母さんを見たことがないので分かりませんが、もしかしたら遺伝性疾患かも知れません。
でも、最初から中医学に診てもらうと、治る確率はたくさんあります。
胃痛とリウマチの女性の治療経過
三人目の手足の関節痛の女性。
彼女はとても寒がりで風を嫌う。
彼女が診察に来た時、他の人は長袖.半袖なのに、彼女はズボン2つに分厚いセーターを着てました。
また、彼女は冷たい椅子に座れない。
冷たい水が飲めない、飲むとすぐ全身の関節痛が起きる。
寒い所にいると汗が出る。
彼女の手を握って見たら、私はびっくりしました。
氷みたいに極限に冷たい!
彼女の痛みは、体内の冷えがあるからです。
彼女の病気を治すためには、手足の冷えを治さないといけない。
漢方薬を飲んで何日後、再診察に来た時、彼女が言うのは:「漢方薬を飲んで何時間後には痛みが消えるけど、薬効が消えるとまた痛くなります。」
これは処方箋は合っているけど、処方量が足りないから。
そして、量を増やしました。
3回目の診察の時、関節痛はもう消えてました。
前後合わせて2週間くらい。
彼女の10年の関節痛がすぐ治ったのは、漢方薬のおかげです。
彼女は私に教えました。
「本当に不思議。私は右半身だけ寒がりで風を嫌う。左半身はなんとも無い。最初に気づいたのも右半身からです」
彼女がもし西洋医学の先生にこんな話をしたら、きっと「精神科に行きなさい!」と言われるでしょう。
西洋医学は陰陽の概念がないから。
彼女のご主人は冗談を言ってました。
私がデカイ鐘を作って彼女を被らせれば、風を嫌わない。
男女の左右の違い
我々中医学の理論では、左半身は血で右半身は気です。
男性は左半身が陽で右半身は陰。
女性は逆。左半身は陰で右半身は陽。
風を嫌う女性とALS患者さんは、気の所が障害されて問題が起きる。
若い白人患者さんは、気の所以外に血の所も障害されています。
皆さんは気づいたでしょう?
三人とも陽の所に問題が起きています。
我々はなぜ陰陽を分けているか?
陰陽の分けると、病気の診断と治療の追跡可能がなります。
上に書いた3人は、みんな体内の陰陽のバランスが崩れているから。
私は漢方薬で陰と陽のバランスを整えば、左右が同じようになります。
3人の治療例から分かりますが、違う原因でも体の一側に障害が起きる事がある。
しかし、病気の最初は陽の所。
病気は陽の所にあると治しやすいです。
だから、治療は早めにしないといけない。タイミング逃すとダメです。いったん、血の所に入ったら治療には労力と時間がかかります。
3人の治療で分かりますが、中医学の陰と陽の理論は、とても筋が通る話である。
『黄帝内経』に書いてますが、「不知陰陽者,不可為医」
台湾のたくさんの中医学の先生は、陰と陽を知っているはずです。