こんにちは。李哲です。
背中が痛いのを、鍼1回で治した鍼灸治療例です。
先に説明しますが、これはあくまでも個別ケースで、誰でも1回で治るとは限らない。誤解しないで下さい。
専門学校のクラスメート。
男性、20代。
ある日、背中の一箇所が痛いと言ってました。どんなにストレッチ.筋トレしても痛みが取れないそうです。
背中を出してもらって、私が指で押して見たら、痛いのは肩甲骨の間。だいたい膈兪あたりでした。
本来は手とか足を刺しても良いですが、その日は便利のために背中を直撃。
両方の膈兪に一本ずつ。膈兪の間の至陽穴に一本。合計3本。
彼は針にわりと敏感な方で、「うわ~~~!びんびん響いてる!」と騒いてました。
針を少し回して置鍼。
15分後に取ったら、痛みは消えました。
その後も背中痛は再発してないみたいです。
(彼は筋肉隆々でまだ20代。だから、すごい回復力。)
本当なら膈兪の2本だけで済むけど、念の為に真ん中の1本を追加したのです。
マッサージも緩和できますが、座ったままでは施術しにくいし、針のほうが効果的です。
背中痛の方は、近くの鍼灸院若しくはマッサージ店に行ってみて下さい。きっと良い効果があると思います。
背中の痛みを鍼灸で治す事に関して、余談話をします。
私が選んだのは近くのツボでした。
これ以外に、手足のツボを選ぶのもありです。むしろ、背中を刺すより更に効果が高いと思います。
この男性は背中を出しやすかったので、座った状態で刺したけど、女性の場合は手足が良いかも知れません。
なぜ同じ背中の痛みなのに、全然違う所を刺して治せるのか?
ローマに行く道は、1本だけではない。
近道を寄るか、少し遠い道で行くか。
どちにしろ、目的地は同じ。
これは鍼灸だけではなくて、ほかの漢方薬も同じです。
西洋医学の治療は当てにならない。
黄泉じゃなければ幸いです。