本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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鍼でラムゼイハント症候群が改善し、手足の冷え性も良くなってきた(2/3)

(※本記事は2019-03-06更新しました)

 

こんにちは。李哲です。 

今日は続きの記事。

主にラムゼイハント症候群(顔のマヒ、痛み、腫れなど)、冷え性がひどくて紫色になる手足の改善点を書きました。

 

 

ラムゼイハント症候群は、肝臓に抑え込んだ毒素が出ているから現れる

2016年5月6日。

足つぼ整体は終了。

鍼灸院になったので、以下からは鍼灸の治療歴です。

 

彼女の主訴:

一番痒いところは、首.鎖骨あたり.腋窩。夜は両手が痒くて目が覚める。でも、またすぐ寝れる。

 

汗をかいても昔みたいに痒くならない。

「皮膚は前より強くなった」と、彼女は言ってました。

 

気温が暖かくなったせいか、冷えが前よりいいそうです。

 

今日の刺したツボは肺兪、風門、陰谷、委中、肝兪、胆兪、曲池、合谷、築賓、血海、三陰交、足臨泣、太衝。

 


 

2016年7月8日。

前回の生理から52日目なのに、まだ生理は来てない。でも、胸が張る感じはある。

 

痛みが上腕と太腿の所で、行ったり来たり消えたり出たりする。これは遊走痛で、風邪と関係があります。

 

今日の刺したツボは、いつものをもとに少し追加。そして、尺沢穴.雲門穴などで刺絡し、黒い血を何滴か出した。

 

前は針のあとに、血行が良くなったせいか、あちこち痒くなったけど、今日はお腹と脇以外は痒くならない。

 


 

2016年8月24日。

数日前から、耳と耳周りにたくさんの水疱ができて、腫れて痛い。

漢方薬を飲んでから、黄色の滲出液が透明な滲出液に変わったそうです。

 

今日は胃がムカムカする。

今日の刺したツボは、わりと多いので記載しない。

 

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一つ説明したいのがあります。

彼女の耳周りと耳に水疱ができて腫れて痛いのは、西洋医学でいうラムゼイ.ハント症候群です。

 

しばらく皮膚病を治療してこのような症状が出る患者さん、彼女を含め3人目です。

 

なぜ治療して逆にラムゼイハント症候群が出るのか?

これは患者さんがもともとウィルスに感染された時、西洋薬で体内に押さえ込んでいたウィルスが逆戻りして外に出たから。(特に肝臓に隠れているのが多い)

 

鍼治療で体内が元気になると、自然に肝臓に隠れている毒素を外に追い出す。こんな時にラムゼイハント症候群の症状が現れます。

 

すべての人がラムゼイハント症候群が現れるとは限らない。特定な患者さんだけです。

 


 

まだ3人しか診てないので、共通点が分かりませんが、少なくともステロイド剤は影響していると思います。

 

面白いのは、西洋医学ではステロイドで神経の腫れを抑える。これだとまたステロイドで体内に押さえ込むだけになります。

 

ラムゼイハント症候群は、漢方薬.鍼治療で良くなるのか?

肝臓に毒素を出し切れば、良くなります。

 

今日はいつものツボ以外に、胆経の陽補(瀉法)などを追加。

彼女の胃がムカムカするのは、肝臓が腫れて胃を圧迫しているので、胃がムカムカ。


ラムゼイ.ハント症候群で、肝臓が炎症で腫れているのです。

 


 

彼女は6年前、多発性筋炎(皮膚筋炎)だと診断された時、エコー検査をしたら病院の先生が「のんべえですか?」と質問したそうです。お酒を飲まないのに、肝臓が腫れていたから。

 

つまり、6年前から彼女の肝臓はずっと問題が潜んでいました。肝臓はずっと治ってない。

 

肝臓に毒素がある時、臨床では2つの自覚症状から判断しやすいです。

 

一つ目は寝付きが悪い。

二つ目は猛烈な皮膚のかゆみ。

西洋薬を使ったあとの薬疹が、その代表的なもの。

 

ラムゼイ.ハント症候群ために、彼女はまた漢方薬も飲んでいました。

 

手足がポカポカになり、顔と首のしびれ.麻痺感が軽減

 

2016年8月31日。

漢方薬の処方箋が変わってから、吐き気がなくなり浸出液はまだ出ているけど、耳周りの腫れと痛みは消えました。


顎ラインのほうが少し感覚がない。

水疱ができた時から強いマヒがあったけど、今は徐々になくなっているそうです。


今日の刺したツボは、いつもと同じ。
 


 

2016年9月15日。 

右耳.右耳周りの水疱は全部消えました。

ただし、右の耳、右の顔半分、右の首、右の肩に麻痺感がある。

 

これは西洋医学で言う顔面麻痺です。
今日はいつものツボ以外に、地倉透頬車などを追加。

 

鍼を抜いたあと彼女が言うのは、「来た時より顔の感覚が分かる」 

次の日、彼女から報告メールが来ました。感覚マヒがもう少し減って顔の筋肉が動きやすくなっているそうです。

 


 

2016年10月5日。

夜はもう起きなくて寝れる。

右耳周りの麻痺感は、この前来たときより範囲が狭くなった。


今日の刺したツボは、前回とほぼ同じ。兪府などを追加。


針をぬいたあと、彼女が言うのは、耳ほっぺの感覚が良くなり、暖かくなった感じがする。右耳下『翳風(えいふう)』の腫れも引いた感じがする。

 

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2016年10月12日。

前回の兪府などを追加して、今週は朝にザワザワしてたくさんの痰が出てきた。夜は起きないでぐっすり寝れる。


前回は右耳下のリンパ節が腫れたのは、針をしたあと消えた。


彼女が言うのは、漢方薬より鍼のほうが効いている感じがする。肝腎な生理は、まだ2ヶ月も来てない。

 


 

2016年10月26日。

右側の耳、顎、首、肩のしびれ.麻痺感は変わらず。僅かにしびれ.麻痺感の範囲が狭くなった感じ。


生理は75日で来た。

生理前の胸が張る現象もない。

 

睡眠の質は悪い。

夜1時半に起きて朝5時までウトウト。夢を見たりして睡眠が浅い。


今日の刺したツボは、いつものツボとほぼ同じ。

次の日にメールが来ましたが、針したあと手足がポカポカになり、顔と首のしびれ.麻痺感が軽減した感じ。

 

冷えて紫色になる手足は暖かくなり、失った後頭部の感覚が戻ってきた

 

2016年11月9日。
6年前、多発性筋炎の生検の為に、右大腿部の外側で2cm長さの筋線維を切りました。今は、その切った所がたまに痛くなるそうです。


これは鍼治療で、よくあることです。
体内環境が良くなるとともに、昔の手術の切り口が痛む

血の巡りが良くなって、古い傷口のところまで行くので痛みなどが分かるようになります。そのうちすぐ痛みは消えますが。

 

右の顔面麻痺は、少しだけ軽減した感じ。 

手足の冷えはなくなったと思ったら、ココ最近また冷えが強くなった。

 


 
2016年11月15日。
右の顔面麻痺は著しい変化はない。

ただ、以前は広い範囲で麻痺したけど、今はところところしびれがない所もある。彼女は「自分は進歩している」と言ってました。

 


 
2016年12月9日。
生理は33日で来ました。

右の顔面麻痺は、著しい変化はない。


全身の痒みは、1日1回必ずある。

冷え症はまだあり、寒い日は手足が紫色になる。

新しい漢方薬を飲んでから、少し暖かくなったそうです。

 

今日は仰向けで、地倉透頬車を刺した時、彼女は顔の感覚があることに気付いたそうです。以前は刺されても感覚がなかった。

 

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2016年12月14日。

右の顔面麻痺は著しい変化はない。


体は前より暖かくなった。

以前は手まで紫色になったけど、この前の寒い日は右の足だけ紫色。


全身の痒みは、1日不定期に起きる。

夜は目まで痒くなる。
顎ラインのしびれは増したような感じ、でも、悪くなったのと違うようなしびれ。


私は彼女に言いましたが、新しい血が回る時、しびれるような感覚があるので、そのまま少し様子をみましょう。

 


 

2016年12月20日。
失った後頭部の感覚が、戻ってきました

顎ライン(首下)の感覚マヒはまだあり。

 

前回の針のあと、腰の重だるいのはなくなった。

手足はまだ寒くて紫色になるけど、温めればすぐ戻る。


今日、彼女の足裏を見たら紫色になっていました。冷え症は本当に頑固です。

 

左乳房の下、乳根穴あたりが裂けて汁が出ている。

食欲は相変わらずとても良い。

食べ過ぎると胃腸に負担がかかって、逆に皮膚炎に良くないのを彼女も知っていました。
 

アトピー性皮膚炎を治す時、胃腸に負担かけない。

腹8分目にするのが良いです。

 

~つづく~ 

li-hari.hatenablog.com