本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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耳鳴り.胃腸が弱くて嘔吐(2019-01-28更新)

こんにちは。李哲です。

耳鳴りと胃腸障害の鍼灸治療例です。

 

以下は治療経過です。


 

2016年12月3日。

1回目。

 

一人の女性。50代。

乳がんからリンパ節、すい臓、胃、肺に転移した鍼灸治療例(1)に書いた女性が、連れてきました。

 

飛び込みで入ったので、施術する時間も準備もなくて、短い時間内でやってみたのです。

 

彼女の主訴は耳鳴り。

 

当時刺したツボは、

耳門、聴宮、聴会。合谷。関元。巨闕。復溜。

中白。下白(この2つは董氏奇穴)

 

この日は混んでいたので、他の記録はしてない。

 


 

2016年12月10日。

2回目。

先週の施術後に、耳鳴りはだいぶ良い感じ。

以前はキーとする高い耳鳴りだったけど、今はジーという低い耳鳴りに変わりました。

 


 

2016年12月14日。

3回目。

耳鳴りはもう少し進歩。

静かなところではジーという耳鳴りするけど、にぎやかなところに行くと分からない。

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彼女は耳鳴り以外に、肩と首がこってたまに風池あたりをもみたくなる。目も疲れるそうです。

 

今日刺したツボは、耳門、聴宮、聴会。後渓。申脈。合谷。太陽。頭臨泣。関元。巨闕。復溜。中白。下白(この2つは董氏奇穴)

 


 

2017年1月11日。

5回目。

今朝吐いてしまったそうです。

朝食べてないので、吐き続いたら酸っぱい胃液まで吐いてしまった。

 

彼女は自分はノロウイルスではないと言ってました。
話を聞いたら、今まで何回か吐いてしまった事があるそうです。

 

彼女が言うのは、「胃腸が弱いなのか、食べても太らないし、たくさん食べると具合悪くなるし、こんな症状を早めに言えば良かったです。」


今日刺したツボは、耳門、聴宮、聴会。公孫。中脘。上脘。復溜。腎関(董氏奇穴)。足三里。合谷。巨闕。関元。束骨。養老。陽白透魚腰。

 

帰りは胃がスッキリしたと言ってました。

彼女は自覚症状を言うと、きりがないので、遠慮して胃腸の事.老眼の事を言ってないそうです。

 

私は彼女に話しましたが、「辛いところはなんでも良いので、相談して下さい」

 

念のために、彼女のお腹の中脘に丸をつけて、ここにお灸を毎日7個、9個して下さいと教えました。鍼に来れなくても、胃が辛くなったら自分で治療できるので。

 


 

2017年1月18日。

6回目。

前回、鍼をしたあと、胃は良くなり、お灸をしたら更に良くなった。

お灸をすると、すごいお腹が空くことに気づき、彼女は今夕ご飯の前にお灸をするそうです。

 

お灸をするといっぱい食べられるし、胃腸がつらくならないから。

この前は肉が食べたくて、野菜と一緒に食べたら、胃は辛くならなかった。

 

以前は胃腸が弱くて、肉など重いものはあまり食べられてなかったそうです。

 

耳鳴りはまだ少しあるけど、たまに無い時もあって気づかないくらいだそうです。

 

今日は仰向けのみ。

刺したツボは、公孫。後渓。合谷。太陽。頭臨泣。中脘。巨闕。関元。気海。足三里。復溜。足臨泣。太白。耳門、聴宮、聴会。

 

足臨泣と太白を追加したのは、五門十変理論で『甲乙合化土』。土は金の母で、金を養う。

 

それ以外に、足臨泣は目にも良い。

一石二鳥なので、消化系を強化する時に、よく使うツボセットです。

 

彼女は土の臓器(脾臓、胃)が弱いので、たくさん食べられないし食べても太らない。

 

この2つのツボの組み合わせは、食欲不振にもいいし、金の母で皮膚を養うので、乾燥した肌にも良いです。一石二鳥。

 

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2017年6月。

だいぶ来てないので、

追跡調査で彼女に連絡して見ました。

 

彼女が言うのは、

耳鳴りはあったりなかったりする。

でも、以前のような大きさではない。

 

耳鳴りは中医学でいうと、腎虚証が多いです。

治療として腎臓の強化と、耳周り(耳管)のつまりをなくせば、耳鳴りは消えます。

 

人によって治療回数は異なりますが、3~4回で効き目が分かる。続けて治療すれば、完全に耳鳴りがなくなります。