本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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コレラ(Cholera、虎列剌)の中医学の治療例を見て。(2018-02-22修正)

こんにちは。李哲です。

今日は雑談。


【古今医案按】(兪 震 著)で、コレラの治療例がありました。

 

以下の図面は、中国語の原文。

↓↓↓↓↓

 



これを見ると、喉がとても渇く時に五苓散を処方し、その後はほかの生薬を追加したり、全然違う処方箋を使ったりしています。

 

途中で丹田(つまり気海穴)にお灸をたくさんしたら、縮まった陰のうが少し戻り、冷たくなった手足が少し暖かくなった。

 

その後は附子理中湯。

その後は、喉が熱くてたまに昏睡状態だったので、竹葉石膏湯で完治。

 

この治療例は、漢方薬とお灸の併用で、コレラを治した例です。

 

コレラは昔からある伝染病で、現代のものではない。

 

【黄帝内経】にはすでに霍乱(現代でいうコレラに近い)が書いてあったので、コレラはおそらくもっと昔からあったと思います。

 

中国の昔は、コレラで死んだ人はもちろんたくさんいます。

 

理由の一つは、

飲用水の汚染(不衛生)。

もう一つは、治療ができる漢方医が少なくて。

 

中国でたくさん死人がいるから、中医学で治療ができないことではない。

 

昔は情報伝達が乏しかったので、治せる方法を知らなかっただけです。

 

今はコレラと言われたら、すぐ隔離されて西洋医学の治療を始めます。中医学の治療を求める患者さんは、おそらくいないでしょう。

 

私もコレラを治療した事がありません。

 

しかし、治療する場合は、以下のツボを考えます。

足三里。上巨虚。内関。天枢。関元。公孫など。

 

特に公孫と内関の組み合わせは、激しい嘔吐.吐き気などにとても有効です。


お灸はもっと強力なパワーがあるので、鍼をする同時にお灸をします。

 

お灸の場所は、へそ。

へそに塩を埋めて、その上で大きなもぐさを置いて、連続でお灸します。

 

コレラの主な症状は、口から猛烈に吐いて、下から絶えない下痢で脱水状態になる。

へそにお灸をすれば身体が全体的に暖かくなり、下痢が止まります。

 

鍼をすると、吐き気など消えるし、腸の働きも良くなってくる。


漢方薬があれば更に良いですが、鍼灸しかない場合は、以上の方法で対策になると思います。

 

最近ネットで見たニュース。

イエメンではコレラで1000人以上の人が死んでいる。その半分以上が子供。

 

本当にお気の毒です。


早く収まる事を祈ります。