本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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針灸は治癒だと言える根拠:鍼灸はなぜ効くのか(2)(2018/02/21修正)

こんにちは。李哲です。

今日は続きの記事。前回の内容は以下をご覧ください。

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鍼灸はなぜ効くのか(1)(2018-02-21修正)

 

 

ツボはエレベーターのボタン、経絡の要塞

鍼灸治療の時、先にツボを選びます。

ツボと言うのは、経絡の上で最も反応が良い所。要処。重要な交差点みたいな存在です。

 

エレベーターの階数を表すボタン。

5階を押したらエレベーターは5階に行く。9階を押したらエレベーターは9階に行く。

 

ツボはそのボタンに似ている。 

例えば合谷穴は、経絡の理論で有名な話があります。

『面口合谷収』

その意味は、顔と口の病気であれば、合谷穴は効果がある。

 

大腸経の経絡は口を一周回るし、顔にもいろいろ分布します。

合谷穴は大腸経のツボで、原穴。

原穴は陽気がとても集まる大事な場所。

 

合谷穴を刺せば、大腸経の流れが変わるので、顔と口周りの病気も良くなります。

 

顔と口周りは、大腸経だけではない。ほかの経絡も関連して、ほかのツボも治療ができます。

 

これは5階と9階をつなげるエレベーターではなくて、ほかの電話.FAXなどの手段です。

 

身体には主に14個の経絡が縦横無尽し、お互いに絡んだりして、あらゆる臓器と皮膚.骨.血管などをつなげています。

 

その膨大な絡み量は、おそらくスーパーコンピュータでも分析できないでしょう。

 

どのツボがどんな効果があるのか、これは歴代の名医たちがまとめているので、後輩の私たちが習うものです。

 

針灸は治癒だと言える根拠

鍼灸は気を動かす事で、体を治すと書いてました。

この治すと言うのは「治癒」だと言います。

 

何故かと言うと、鍼灸は体の免疫力を刺激して、体自分が自分を治すようにしているから。

 

1.夜盲の例

夜盲はビタミンAが足りないのが原因だと言われています。

西洋医学では、ビタミンAの補給で治すでしょう。

 

鍼灸では、ツボを晴明穴.光明.天柱などを刺します。

 

ツボはビタミンAではありません。 

しかし、ツボを刺すことで身体は活発に動き、自ら体内でビタミンAをたくさん作ります。その結果、夜盲症が治る。

 

2.糖尿病の例

西洋医学では血糖値が高いのを糖尿病と言います。

治療にはインスリンなどを注射して、外部からの薬品で血管の中の血糖値を中和して下げる。

 

中医学の理論では、血糖値が高いのは、糖が多いのではなくて、血管の中の水分が減っているから糖の濃度が高いと言います。

 

言い換えると、血管の中の水分を補給すれば血糖値は正常値に戻る。

 

鍼灸治療の場合、陽池などは有名な糖尿病治療のツボです。

 

陽池穴を刺しても、体内に水を注入するものではない。

陽池穴は身体を刺激して、食べ物からの水分がちゃんと血管の中に入るように調整するから糖尿病が治るわけです。

 

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鍼治療と糖尿病

 

3.椎間板ヘルニアの例

西洋医学では、椎間板ヘルニアは出っ張っている骨が神経を圧迫して、下肢の痛みとしびれが出ると言います。

 

鍼灸では痛い所を見て、どんな経絡が流れるかを分析してから、関連のツボで治療します。例えば委中.束骨.風市.環跳など。ツボの選択肢は山ほどあります。

 

ツボを刺すことで、出っ張っている骨が戻ると思いますか?

細い針でそんな効果がある訳がないです。

でも、鍼灸では椎間板ヘルニアの痛みとしびれを治せます。

 

ここで分かりますが、西洋医学の椎間板ヘルニアの理論は間違い。

 

西洋医学と中医学の理論の大きな違いは、

西洋医学は人間の身体は弱い者だ。外部からの助けが必要だと思う。

だからビタミン剤.栄養点滴.抗生物質、輸血、手術などがあります。

 

鍼灸の理論では、人間の身体は生きているもの。自分で自分を治す力があると思う。

鍼灸は身体を刺激して、自分で自分を治すようにするだけです。

論より証拠、臨床効果がすべて!

数千年前から生まれた鍼灸。

臨床効果がなかったら数千年続くわけがないです。

 

なぜ経絡があるのか?

なぜ気が流れるのか?

 

その仕組と原理は、我々凡人が簡単に解明できるものではないかも知れない。しかし、理解できなくても、道具として使う事はできます。

 

これが古代賢人たちのすごい所。

難しい理論を残すのではなく、誰でも使えるように応用道具として残す。

 

私が思うのは、

論より証拠。

臨床効果が全て。

 

鍼灸を理解できないのは現代科学の問題で、貴方の問題です。

 

経絡.気が見えない、うさんくさい存在だ。

いわゆる鍼灸の効果は、患者さんに対する暗示療法だ。

 

このように断固反対するのではなく、先に勉強して応用してから、なぜ効果があるのかを研究した方がいい。

 

以下は鍼灸の歴史に関する記事です。

興味がある方は、どうぞご覧ください。

鍼灸の歴史 | 東京有明医療大学 保健医療学部