本場の中国鍼:李哲鍼灸院

本場の中国鍼で生理痛、生理不順、不妊症、腰痛、肩こり、首こり、ヘルニア、胃痛、頭痛、がん緩和ケア、便秘、下痢など様々な不調を整えます!

孫培栄先生の鍼灸治療例:聴力ゼロ(2018-02-22修正)

こんにちは。李哲です。

 

今日は孫培栄先生の鍼灸医案です。

(当院の治療例ではないので、間違わないで下さい)

翻訳文

 

【治療例 1】

王さん。37才。

山東省寧陽出身。

住所は台湾台北県深坑郷。

 

だいぶ前から聴力ゼロになっている。他の人が話をかけても両目がまっすぐになって、笑うだけで何を話したらいいか分からない。

 

1965年8月17日、治療に来ました。

病気になる前後の症状を分析して、すぐ鍼をしました。

 

刺したツボは合谷穴、後渓、足臨泣、翳風穴、聴会、金門など。

 

今日はこのセット、次は別のセットにしながら、1ヶ月もう少しで治りました。

 

【治療例 2】

 

高さん。54歳。

山東省出身。

 

住所は台北県景美鎮萬盛街。

3年前から聴力ゼロ。

見た目は認知症みたいで、友人が話をかけても眼がまっすぐになって答えがない。

 

1960年5月8日、治療に来ました。

 

上に書いたツボを選んで、1ヶ月もう少しで治りました。

 

李哲 感想:

 

自分のやり方だと、合谷穴と後渓。聴会。耳門。聴宮です。

 

金門、足臨泣など選んだのは、その理由があったと思います。一般的に予測できるのは、耳は胆経が入るので、足臨泣で聴力ゼロの治療に使ったでしょう。

 

どちらにしろ、1ヶ月で治癒というのは、やはり腕がすごいと言うしかない。

 

私は足つぼ整体をした時に、難聴の方を診た事があります。とても印象深い女性でした。

 

彼女は小さい時、抗生物質使用後の翌日から難聴になりました。つまり、薬剤性難聴です。

 

当時は足つぼ整体を一所懸命やったけど、難聴は著しい変化はなかった。

 

鍼があったら、もっと変わったかも!と悔しい気持ちでいっぱいです。

 

必ず治せるとは言えないけど、足つぼ整体よりは効果があるはず。

 

以下は昔の本に書いた耳と各経絡.臓器との関係です。

医学古文ですが、興味がある方は、読んでみて下さい。

 

中臓経曰:

 

腎者精神之舍、性命之根,外通於耳。然足厥陰肝經、足少陽胆経、皆絡於耳。

 

凡傷寒邪熱耳聾者、属足少陽胆症。有暴發耳聾者、乃気火上衝、名気閉耳聾。

 

若久患耳聾、則腎虚,精気不能上通於耳、或膿水淋漓、或痒極疼痛、此皆足厥陰肝経、風

熱所致。