本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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「未病を治す」の意味(2018-02-21修正)

こんにちは。李哲です。

今日は雑談です。
 
中医学の理論には、「未病を治す」という言葉がある。
この未病というのは、どういう物か?を討論したいと思います。

1.未病は、自覚症状がある段階

最初に、未病は『まだ病気になってない』の意味。

 
病気もないのに、何を治す?
 
ここは西洋医学と中医学の違いがあります。
中医学の理論からすると、一般的の病気は長年の積み重ねて、ある日爆発するもの。(伝染病など急性疾患は除く)
 
自然現象を見ても、
徐々に日が沈む。
徐々に春から夏になり、徐々に冬から春になる。
 
一瞬で昼から夜になったり、秋から冬になるのはありません。
 
人間の体も同じなのです。
ただし、人間の体はとても精密なもので、少しでもずれた時.不調があったとき、自らSOS信号を出します。
 
それが自覚症状。
 
例えば
  • なんとなくダルい、朝起きれない
  • 夜は寝付けられない
  • 目が見えづらくなった
  • 小便の勢いが減った
  • 大便の調子が悪い
  • 男性の場合は、朝たちの回数が減った

  • 生理の調子が悪い。生理周期がずれたり、生理の量が多すぎる、生理前に異常にイライラ.怒りっぽくなる
  • あちこちのしびれ、痛みがある
… …

2.中医学の解決方法:転ばぬ先の杖

つらい自覚症状があって、長い間ほっとくとある日、量の変化が質の変化を起こします。質の変化が起きた時は、西洋医学の検査でも病気だと診断します。
 
簡単にまとめると、中医学の理論では症状と病気、この2つの段階があります。
 
西洋医学は病気のみ。
 
中医学は症状がある時に治そうとしている。
西洋医学は症状が現れたあとの段階、病気だけ気づいています。
 
他の言葉で言うと、中医学の方が予防医学とも言えるでしょう。

雨が降る前に洗濯物を片付ける。
ダムに小さな穴が空いた時にすぐ修復する。

転ばぬ先の杖。
これが中医学のやり方です。
 

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中医学の歴史話で、扁鵲の三兄弟がいます。
 
扁鵲は指で数えるくらいの名医の一人です。
しかし、扁鵲が言うのは「兄弟が自分より素晴らしい」。なぜなのかは、以下の歴史話をご覧ください。

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3.癌などの重病は、必ず初期症状がある

臨床で私はたくさん見ました。
些細な症状が放置されて、最後重病になった話もたくさん聞きました。
 

例1:膵臓がんの初期症状

膵臓がんになる前は、患者さんは気持ち悪い.吐き気がする.わき腹が痛いなどの症状がある。
 
しかし、西洋医学の検査では、ただ胃が荒れていると診断。もちろん治療しても変わらない。
 
この症状が何年も十何年も続くと、次は気持ち悪い.食べられない症状がひどくなり、病院の検査で膵臓がんだと診断される。
 
最初の吐き気がする.気持ち悪い.わき腹が痛いのを、ちゃんと治せば後々の膵臓がんが防げるのです。
 

例2:大腸がんの初期症状

大腸がんの最初は便秘症と冷え症。
長年続くと、大便がどんどん詰まって、小さい塊から大きい腫瘍になります。
 
最初の便秘になった時に、ちゃんと治せば後々にの腸がんが防げるのです。

残念なのは、西洋医学は患者さんの自覚症状を大事にしてない。
 
便秘になっても.手足が冷えても.朝たちがなくなっても慌てて治療しようともしない。なぜこんなつらい自覚症状があるのかも分かりません。

自分もよく分からない時は、ひたすら原因は自律神経失調症.年のせい.ストレスだと言う。
 
これが原因だと言われたら、もう治しようがないじゃないですか?医学の存在する意味は?
 
重病になった時、中医学はもちろん治療法があります。ただし、重症化した時は、治せる確率はかなり下がる。

4.自覚症状がある段階で治すのが、本物の「早期発見・早期治療」

中医学がもっと大事にしているのは、初期の段階で解決する。

これは西洋医学の「早期発見、早期治療」と違います。
 
西洋医学は自覚症状があっても、解決策がほとんどありません。
しかし、中医学はなぜそんな自覚症状があるのが分かる。そして、治療もできます。
 
気になる自覚症状がありましたら、中医学の先生に診てもらって下さい。きっと対策法がいろいろあります。
 
自覚症状を些細なことだと思って、ほっとかないで下さい。
 
なんのトラブルも同じだと思いますが、小さい時に解決しないと、あとで手に負えなくなります。