本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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ブロック注射では腰痛が治らない:親族たちの鍼治療(6/13)

【※本記事は2019-04-24更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は続きの記事です。

 

施術日は2017年10月6日。

久々に鍼治療です。

今日は韓国のおばさんも加えて、合計5人を同時に施術。

 

お父さんはお尻の筋肉の痛みと糖尿病、尿の泡が多いのを治すのが目的。

 

関連のツボはいつも刺してるのと同じ。 

手足の裏の皮が剥けるのが気になるので、涌泉穴と神門と大陵穴を追加。

 

手足の裏の皮が剥けるのは、陽気の外出(内臓に貯蔵できなくて、外に溢れる事)が原因です。

 

お父さんは糖尿病が原因で、手足の裏の皮が剥けると言うけど、これは糖尿病が原因ではないのです。

 

長い間のインスリン注射で、内臓が冷えているので、陽気(エネルギー)が内臓に入ることができなくて、外に溢れている。

 

手足の鍼は、少し回した時にめちゃくちゃ響いて「手足がマヒする!回さなくていいよ!」とお父さんは笑ってました。

 


 
お母さんは、膝痛・腰痛・ゲップが多いのを治すのが目的。

ゲップが多いのは、逆流性食道炎が原因です。

 

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胃酸逆流を治さないと、いずれか胃がん若しくは膵臓がん若しくは食道がんになります。

 

胃酸逆流を治すのは、中脘、上脘、下脘、内関。

膝痛は膝五鍼。 

腰痛は腎兪と大腸兪、京門、束骨など。

 


 

おばあちゃんの症状も、お母さんと似ているので、刺したツボは同じ。

お母さんとお父さんは、肝腎な痛みが完全に治らなくて、「鍼を続けても意味があるのかな?」と嘆いてました。

 

隣の3番目のおばさんは、「鍼をしたから旅行先でたくさん歩けたでしょう?」と話しました。

 

お父さんも頷いたけど、「確かに以前は100mも歩けなかったけど、今回はかなり歩けたような気がする」

 


 

3番目のおばさんの症状は、膝痛と腰痛。
膝痛は鍼をしてから、前より良いそうです。

 

腰痛はあまり変わらない。

(2,3日前から腎臓強化の為に、八味地黄丸も飲み始めた)

 

便秘は麻子仁丸を飲んでから、毎朝便通があるみたいです。

寝る前に30粒飲んだだけで、翌日便通があると喜んでいました。

1日2回飲むと下痢になるので、1回だけ飲んでいるそうです。

 


 

韓国のおばさん。

初めて私の鍼を受けるので、病気の前後の症状を詳しく説明しようと思います。

 

韓国のおばさんは、腰痛とお尻から足までのしびれで、韓国でヘルニア手術を受けました。残念ながら、手術を受けてもしびれは著しく変わらない。(少しは減ったそうです。)


前は歩くのも大変だったけど、今は1時間くらい歩ける。ただし、お尻から足までのしびれ、痛みはまだある。

 

韓国のおばさんは、韓国で鍼とお灸をたくさんしたそうです。

 

お尻の環跳穴に刺す時、私はビックリしました。

腰とお尻の周りには、白い水疱の跡がたくさんある!

 

聞いてみたら、お灸をした痕だそうです。

あまりにも悲惨な痕で、私は苦笑いするしかなかったです。

 

お灸は集中攻撃です。

「こんなに大量の所にお灸をして、どうするの?」と韓国の鍼灸医に聞きたかったです。

 


 

韓国のおばさんは、韓国でいわゆる鍼灸医のところに行ってみたそうです。中国の名医から教わったらしい。

 

中国鍼を使っているので、施術も痛いそうです。

しかし、響きというより痛い。鍼をねじりながら入れるのが痛い。

 

ほかの鍼灸医にも行ってみたけど、響きもあまりなく、鍼はすごく浅めに刺すので、触ると鍼が倒れる。

 

鍼のやり方はいろいろあると思います。

効果があれば、浅めでも深めでも関係ないですが、明らかに韓国のおばさんの痛み.しびれは改善されてない。

 

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韓国のおばさんの腰には、長い手術の傷痕が残っていました。

ちょうど命門から垂直に下まで(真ん中の脊柱に)、切った痕が見える。

 


 

これを見て、ニハイシャ先生の言葉を思い出しました。

腰椎ヘルニアなどで手術を受けると、回復はとても時間がかかる。もしくは治せない。

 

何故かと言うと、腰の真ん中(鍼灸でいう督脈)を傷つけているから。

 

鍼は左を刺して、右の症状を治すのが一般的。

真ん中をメスで切っているので経絡が切られ、左を刺しても刺激が右まで行かなくなるのです。

 

もともと、腰椎ヘルニアは治しやすいもの。

西洋医学の手術は、治せないくせに、あとから治療しようとする鍼灸医の邪魔をするのです。時間をかければ、治ると思いますが、どれだけ時間がかかるかは分からない。

 


 

韓国のおばさんは日本に来る前に、歩けなくなるのが怖くてブロック注射もしてきたそうです。

 

私はおばさんに話しました。

「ブロック注射は鎮痛剤で神経をマヒさせるもの。鎮痛剤が切れたら、しびれと痛みはまだ再発します」

 

体内環境は何も変わってない。

ただ、神経をマヒして、痛みを感じさせないだけ。

 

これが治療だと言えるでしょうか?

 

韓国のおばさんに刺したのは、割りと少ないツボ。

横向きでは環跳1箇所のみ。

3補3瀉で、すぐ鍼を抜いた。

 

うつ伏せでは腎兪と大腸兪、京門。

(刺さなくてもいいけど、滋養強壮効果があるので)

 

仰向けでは後渓、束骨、陽陵泉穴、足臨泣。

以上の4つこそ、メインの治療ツボです。

 

環跳は刺して回した時、足先まで電気が走ったと言ってました。

後渓、陽陵泉穴などは響きが強くて声が出たけど、このくらい響かないと効かないと言って我慢してました。

 


 

韓国の鍼灸をたくさん受けたけど、こんなに強い響きはなかったそうです。

 

私が使う針は直径0.25mmがメインで、それほど太い鍼ではない。日本の鍼灸学校で多く使われている3番鍼は、直径0.20mmです。

 

韓国でもおそらく同じ太さだと思いますが、おそらくただ刺すだけで、回したりしないでしょう。

 

回して響きを作らないと、気が流れないと言います。

鍼は響きがあってからこそ、治療につながるのです。

 

もちろん、響きがあれば何でも治せる意味ではない。

正しいツボの組み合わせが更に必要。

 

しかし、響きがない場合は、効き目がないと言われています。

極少数、神経が鈍くて響きが感じない。でも、効果はある人は別話です。

 

韓国のおばさんは、全部の鍼を抜いたあと、まだ手足に響きが残っていて変な感じだと言ってました。鍼を抜いたあと、感覚が残るのは仕方ない。「少し動けばすぐ戻る」と教えました。

 

韓国のおばさんは、手術で真ん中の督脈を切っているので、韓国に帰るまでの2週間で治せないかも知れません。

 

でも、なるべく針ができる時には、やってみます。

完全には治らなくても、痛みとしびれが少しでも減ったら、やり甲斐があるので。

 

次は10月9日に全員の施術をするつもり。

 

~続き~

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