本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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不思議な症状:足にくっついたものが2回で取れた

こんにちは。李哲です。

今日は簡単な施術記録。

 

一人の女性、以前の記事で書いた方です。

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li-hari.hatenablog.com

 

ある日、彼女が言うのは、「右のふくらはぎに何かくっついて、大股で歩くと痛いというか違和感があります」

 

私がふくらはぎを見たら、特にくっついている物もない。でも、彼女は何かくっついていると言うのです。

 

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不思議な症状ですが、とりあえず圧痛点を探して鍼1本を刺しました。

翌週、彼女が来て言うのは「前回の鍼をして帰る時、ほとんど違和感が消えて、くっついているのが取れました」

 

念のために、もう一度同じように圧痛点を探して鍼1本を追加。翌週、彼女が来たとき言うのは、「1回目でほとんど取れて、2回目の鍼をしてからは完全に消えました」

 

普通の治療例に見えますが、以下の説明を見れば何が違うのかがわかると思います。

 

一般的に鍼治療は、反対側を刺します。

痛い所には鍼しない。

(これは一般的の場合。直接患部に刺して、ほかの治療原則と併用する時もある)

 

中国の鍼灸医には、腰が痛いから腰に30本、40本も鍼をする人がいる。肩が痛かったら、肩周辺にハリネズミみたいに刺す人もいます。

 

痛い所に針をする、これは最も簡単な治療法です。

このやり方では、ある程度の効果はありますが、最大限の効果は出ない。そして、もう一つ弱点がある:患部に刺せない時すらあります。

 

心臓が痛かったら、直接心臓を刺しますか?

目玉が痒かったら、目玉を直接刺しますか?

 

これは明らかにダメでしょう。

 

『黄帝内経』の鍼治療原則には、「右の病気は左を刺す。左の病気は右を刺す。上半身の病気は足を刺す。足の病気は上半身を刺す」と書いてあります。

 

『黄帝内経』には痛いところに針をする方法も書いてあるけど、歴代の鍼灸名医たちの治療法を見ると、患部に鍼して治療するのは少ない。反対側を刺します。

 

しかし、現代の鍼灸医はこの原則を守らない人が多い。 

痛いところに直接刺すなら、ツボなんか勉強する必要もないですね。

 

彼女の治療例に戻りますが、どんな不思議な症状があっても、中医学は解決策があります。たとえ何が原因か分からなくても、今の自覚症状をもとにして治療ができる。

 

以前の翻訳文を見れば、中医学の考え方が分かると思います。

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西洋医学の考え方に慣れた皆さんは、きっと不思議だと思うかも知れません。

病気を起こした原因:ウィルス・細菌などを知らないで、どうやって治療するのか?

 

中医学は西洋医学みたいに、ウィルス・菌の分析はしません。

自覚症状で内臓とのつながりを探ります。

 

自覚症状を分析して経絡・内臓のバランスを戻せば、痛み・違和感などは消える。みんな生まれつきで強力な免疫力を持っているから、体は自分で自分を治せます。

 

西洋医学は原因を究明してから結果(解決策)が見れるけど、中医学は結果を求める医学。原因は二の次。

 

ほとんどの場合、病気になるかならないかは、外部のウィルス・菌が原因ではないです。体の免疫力・五臓六腑が弱っているから病気になる。

 

だから、中医学はもっともシンプルで有効な解決策を発明しています。それは免疫力・五臓六腑を強化すること。

 

我が強ければ、外部から敵も簡単に入れない。

我が強ければ、敵がいても体のシステムには支障が出ない。