こんにちは。李哲です。
今日は倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記の翻訳文です。
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翻訳文
11/08/2005、晴れ。
昨日、骨癌(悪性骨腫瘍.Fibula-Growth tumor in bone)だと診断された女性が来ました。42歳。
彼女はたくさんの病院の検査資料を持ってきて、私に見せました。
私は彼女に質問しました。
こんな資料は、役に立ちますか?
このようなデータ、唯一の作用はあなたを脅かすだけです。
それ以外にあなたは何も得てません。
告知されたその日から、あなは毎日楽しく過ごせない。
あなの家族まで暗く過ごす。
例えあなたが死ぬとしても、死ぬ前までは楽しく過ごせる事ができます。しかし、今は何もない。毎晩寝てる時に、悪夢に襲われ、朝の太陽が見れるか心配してる。
例え正常な人が、あなたみたいに毎晩悪夢に襲われる生活をしたら、その人は必ず死にます。しかも、あなたより死ぬのが早い。
なぜなら、ビビりすぎて心臓発作で死ぬから。
あなたは身体の自覚症状を教えてください。
自覚症状こそ役に立つもの。
西洋医学の検査データは、クソ役に立たない。
続けて問診をしました。
私「生理はどうですか?」
患者「非常に不規則です。3ヶ月に1回の時もあるし、2ヶ月に1回の時もある。毎回生理の血は少ししかない。そして、血の塊が多いです。」
私「睡眠はどうですか?」
患者「ずっと良くないです。特に悪性骨腫瘍だと言われてから、もっと眠れなくなりました。」
私「両足は暖かいですか?」
患者「とても冷たいです。」
私「どこが痛いですか?」
患者「頭、左肩、左膝、左のお尻が痛いです。あと背中(彼女が指したのは胞盲穴辺り)」
私の質問はこれで終わり。
その後、背中を向いてもらって第4番胸椎下を押してみたら、痛みがありました。
脈診は両方が細くて小さい。
右の脈は左より小さい。
診察はこれで終わりました。
鍼で選択したツボは、
気海、膏盲、胞盲、三焦俞、気海俞など。
他に四肢で選べるのは、大陵、外関、臨泣、絶骨などがあります。
(ほかの中医学の専門用語を使った所は、翻訳が難しいので省略)