本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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乳がん治療を始め、台湾漢方医は普通に「トリカブト」を処方していた:台北研修会の見聞録(3)

こんにちは。李哲です。

今日は続きの記事です。

 

最初の1は以下をご覧ください。

li-hari.hatenablog.com

 

正確な処方箋、漢方薬を飲んだあとの反応まで分かる

 

前回の肝臓がんの若い男性、書き忘れがあったので補充します。

 

許先生が男性の主訴を聞いて教えたのは、「今水が貴方の肋骨のあたりに溜まっています。処方箋は『甘遂半夏湯』ですが、今の貴方は体力がないので使えません。漢方薬で貴方の体力がある程度まで増えたら、その時にまた処方します。

 

『甘遂半夏湯』を飲むと激しい嘔吐と下痢で、すべての肋骨あたりの水がなくなりますが、漢方薬の飲んで排出するまでかなり苦しいです。体力がないと耐えられない。」

 

正確な処方箋、漢方薬を飲んだ後の反応まで分かる。

これがニハイシャ先生が教えてくれた知識です。

 

『甘遂半夏湯』の応用例は、以下の記事をご覧ください。

 

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生検してから、急激に悪化した乳がん患者

 

その後の患者さんは、手が焼ける乳がん。この乳がんの女性は、以前乳がんだと診断される前に、診療所に相談に来たことがあるそうです。

 

診療所の先生は生検はやらないで!と言ったのに、彼女はやってしまって、その後は乳がんだと診断され迅速に悪化。おそらく西洋医学の治療も受けてから来たと思います。

 

何先生はスマホで、許先生に患者さんの患部の画像を見せた時、私もちらっと見えましたが、患部は赤黒い腫れ物が外側に出てきました。出血はまだしてないそうです。

 

私も乳がん患者さんを何人か治療した事があるので、画像だけで分かります。これは相当厳しい状態。

 

でも、許先生は処方箋の精通者だし、きっと良い方法があるでしょう。少なくとも苦痛を減らす事ができるはず。

 

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鍼灸は乳がんがここまで悪化したら、あとは寿命を延ばして痛みを軽減するくらいしかできません。

 

乳がんの検査:生検に対して、ニハイシャ先生はボロクソを言ってました。

そんな検査をしなくても分かるのに、なんでまた乳腺組織に穴を開けるのか?

 

生検の結果は傷ついた乳腺が、さらにつまって老廃物が溜まるから、さらに乳がんになりやすい!

 

ニハイシャ先生は臨床で生検をした患者さんは、治療を拒否すると言うくらいです。以下の記事には、1週間の治療だけで著しく改善した乳がん患者さんがいます。どうぞご参考に。

 

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台北漢唐中医診療所では、劇毒のトリカブトが普通に処方されていた

 

いろんな重症の患者さんの診察で、許先生の処方箋には生のトリカブト(生附子)、甘遂(かんすい)…劇毒物だと言われる生薬がバンバン出てました。

 

中国の漢方医すら怖くて出さない毒物だらけ。

日本の患者さんは、こんな処方箋を見たこともないでしょう。

 

しかし、許先生は平気で処方してました。

ニハイシャ先生は言ったのは、一般的には使わないけど、重症の患者さんにとってこれらは毒物ではなくて、逆に救命の薬である。

 

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【▲トリカブト(附子)の画像】

 

トリカブトは猛毒で危険。

トリカブトだと殺人事件を連想する人たち。

 

食わず嫌いの先入観を捨てて、

台北漢唐中医診所に行ってみてください。

 

普通にトリカブトを処方箋に出してますよ!

 

大量のトリカブトだと人が死ぬけど、少ない量だと病気治療になります。だから、『トリカブトで人が死ぬ』など一辺倒の誤った情報を流さないで下さい!

 

トリカブトに関しては、以前書いた記事があるので参考になれば幸いです。

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忙しすぎる許先生の診察

 

許先生は慎重に患者さんの話を聞きながら、処方箋を考えて鍼の指示もして、あとはたまに後ろに座っている私たちに説明もしてました。その風景は、もう~~~忙しいとしか言えない。

 

4時からの診察は休みなく続いて、7時半くらいになって休憩タイムに入りました。先生と診療所のスタッフさんが、お弁当を食べる時間帯だそうです。

 

許先生に聞いたら、「何時に診察が終わるか読めない。遅い時は12時まで診る時があります。」

 

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さすがに私もお腹が限界だったので、ここで許先生とお別れのあいさつをしました。許先生は急いでお弁当を食べていたので、あまり長く話せず記念撮影もできず、そのまま帰りました。

 

夜の台北の街は賑やかさがなくなり、帰って寝る人たちでスカスカの状態。

しかし、台北漢唐中医診所の4階はまだまだ明かりがついて、許先生は予約した患者さんのために夜遅くまで残っていました。

 

体調が心配だけど、余計な心配かも知れません。

漢方薬があるし、少し休めば大丈夫でしょう。

 

許先生と別れた翌日には故宮博物館に行ってみて、夜は飛行機で日本に戻り。

 

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「台北漢唐経方中医診療所」は、いつも冗談と笑い・愛で溢れていた

 

今回の研修は、新鮮な内容だらけで収穫いっぱいでした。

 

特に感動したのは、陳先生と許先生の患者さんに対する愛。

友達みたいに冗談言うし、みんな診察室で笑ってジョークを言い、見ているのも楽しかったです。

 

中医学診療所は恐怖・不安がなくて笑いと楽しさだけ

 

もちろん、癌の悪化など心が重くなる時もありましたが、全力を尽くして救おうとする二人の先生の姿は見習うべきでした。

 

許先生が私に言うのは:

「私たちは腕が足りないので、全部の末期がん患者さんを救えないけど、最善を尽くします。」

 

その謙虚さに感服です。

 

台北漢唐中医診所に来る患者さんは、中医学をかなり信頼しているのがまた面白い風景。ただの風邪から重い癌患者さん。本当になんでも治療しに来ている感じでした。

 

町中を歩いて驚いたのは中医学の診療所も多いこと。(本物の中医学の診療所は少ないけど)さすが台湾人は漢方薬と鍼灸に抵抗がないですね…日本でも鍼と漢方薬がブームになれば良いと思いますが。

 

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台北漢唐経方中医診療所の先生たちには、感謝の気持ちがいっぱい

 

今回は無料で研修ができただけではなく、お墓参りもできて良かったです。お墓参りは私にとって至上の光栄。

 

そして、到着日の夜、許先生に歓待されてとても感謝しています。

台北のミシュラン★1つの台湾地元名料理屋で、台湾の名物:『佛跳墙』まで頂いて大変恐縮。

佛跳牆(ぶっちょうしょう、フォーティャオチァン[1])は乾物を主体とする様々な高級食材を数日かけて調理する福建料理の伝統的な高級スープ。名前の由来は「あまりの美味しそうな香りに修行僧ですらお寺の塀を飛び越えて来る」という詞にあるとされる 

 

引用元:佛跳牆 - Wikipedia

 

台湾の名物料理:佛跳牆(ぶっちょうしょう)

台湾の名物料理:佛跳牆(ぶっちょうしょう)


ニハイシャ先生がなくなってから、正統派の中医学を復興する重い旗は弟子たちの手に届きました。

 

正統派の中医学は、まだ常識を変えるくらいまで影響力はないですが、そのうち徐々に皆さんの認識が変わるでしょう。

 

いまだにニハイシャ先生を批判する人たちがいるけど、真実を知らないで暴言を吐く彼らとは口喧嘩したくもない。

 

ニハイシャ先生が残した知識をいかして、もっとたくさんの患者さんを救い、本物の中医学の復興に参加する事がニハイシャ先生への恩返しだと思います。

 

(完)

観光編:故宮博物院の様々な珍品

 

以下は故宮博物館。

いろいろ名物があって、撮影ができるのはさすがです!

 

台北故宮博物院の一部画像

台北故宮博物院の一部画像

台北故宮博物院の一部画像

 

以下は有名な白菜。

すごい列の並びで、みんなスマホで撮影してました。

 

私の感想は:白菜リアルだけど、思ったよりちっちゃい!!

 

台北故宮博物院の有名な白菜!

 

 以下は有名な松山饒河夜市。

すごい人込みでした。

 

松山饒河夜市

松山饒河夜市

松山饒河夜市

松山饒河夜市

 

松山饒河街夜市の名物:胡椒餅。

許先生が言うのは、「台北に来たら、これは必ず食べるべき!」

 

松山饒河街夜市の名物:胡椒餅

松山饒河街夜市の名物:胡椒餅

 

台北の誠品書店で買った中医学の本。

なかなか質が良い紙の本が買えて嬉しかったです。

じっくり読んで、今後ブログで説明してみます。

 

台北で購入した黄帝外経

台北で購入した黄帝外経