こんにちは。李哲です。
鉄剤は貧血の女性によく出される薬です。
貧血が良くなったかどうかは後にして、鉄剤の副作用は貧血よりもひどい。
「李哲鍼灸院」で確認できた鉄剤の副作用は、
- ひどいむくみ
- 胃痛
- 便秘
ほかにもあると思いますが、私が見たのは以上の3つだけ。
鉄剤を飲んでから便秘になった女性は、過去記事に書いてあるので、参考にしてください。
今日は鉄剤を飲んで胃痛になった患者の鍼治療例です。
一人の女性。
過多月経(かたげっけい)があって、病院で検査したのは貧血気味。そして、鉄剤を処方されたそうです。
彼女は以前にも鉄剤を飲んで体調崩した事があり、鉄剤はダメだと拒否しました。そしたら、先生はハチミツが入った甘くて飲みやすい鉄剤を処方。
彼女は数日飲んだだけで、ひどい胃痛になりました。
胃がキリキリ痛んで、日常生活も不快でストレスフル。
私は彼女の話を聞いて、先生の智慧に“感服”するしかなかったです。
甘い鉄剤だったら、体調崩さないと思ったでしょうか?
体調不良になったのは、鉄剤ではなくて、甘いか甘くないかの問題?
だったら、鉄剤じゃなくて甘いお菓子で良いじゃないかよ?!
当日、鍼をしたのは足三里、中脘。
ほかには、肩こりとか冷え性のツボを追加。
20分後に鍼を取り、お茶を飲むとき彼女が言うのは「胃痛は治りました。もう痛くないです。」
胃腸は中医学の理論で、五臓六腑の「六腑」に属します。
五臓(心臓・肝臓・脾臓・肺・腎臓)は深いところにある臓器で、六腑(胃・大腸・小腸・膀胱・三焦・胆)は浅いところにある臓器。
五臓は治すのに時間がかかるけど、六腑は浅いところだからすぐ治る。
胃痛は六腑に属する症状なので、もちろん治すのも簡単です。
これは中医学の定義です。
胃痛は今まで何百人診たかも知れません。
自慢話ではないですが、鍼治療ならほぼ1回で胃痛が消えます。
患者さんは治ったあと食事に気をつければ、胃痛は二度と戻らない。
上記の女性が抱えている問題、過多月経(生理中の出血が多すぎ)は、過去記事にも治療例が一つあるので、参考になると幸いです。
あなたが胃がん胃痛であろうと胃潰瘍の胃痛であろうと、ある程度の時間さえくれれば、鍼灸はすべて治せます。
個人差があるので、何回で治ると完全保証はできませんが、胃痛は1回受ければ効果が分かるはずです。