本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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出産後、膣から空気が出るのを10日の漢方で治した症例2つ

こんにちは。李哲です。

中国・河北省の中医師:張静先生*1の治療例を翻訳しました。

 

女性特有の出産時、産道の損傷で起きる症状:膣から空気が出る・おならが出るのを完治した例です。同じ症状を抱えている方へ参考になると幸いです。

 

中国語本文のリンク先は、

mp.weixin.qq.com

(2017.7.8発表)

 

 

何十年も言えなかった症状:膣から空気が出るのは、10日の漢方で治った

 

古代で女性の出産は、「閻魔に会いに行ってくる」と言われるそうです。現代の帝王切開がないので、妊娠・出産は勇気が要ることですね。

 

今は帝王切開があるので、万が一ダメだったら手術すれば良いです。もちろん、手術の弊害もありますが。

   


 

数年前、60代のおばあちゃんが逆流性食道炎を治してに来て、漢方で治りました。

 

治ったあと、おばあちゃんは私に話しました。

「1つ恥ずかしい症状があるけど、非常にうっとうしいです。中医学はなにか解決策がないですかね?

 

膣から空気が出るというか、おならが出るのです。

自分でもコントロールできないくらい空気が出て、膣中には水泡があるように、全身が辛いです。

 

デリケートゾンなので、この数十年、誰にも言わなかったです。」

 

私「いつからこの症状があったのですか?」

おばあちゃん「一人目の子を産んでからです。」

 

私「中医学でこの病名は、陰吹と言います。出産のとき、子供の頭が大きすぎて、産道の損傷で起きる症状。古代には多かったので、もちろん治療法もあります。」

 

今の西洋医学は、どう治療しているでしょうか?

 

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ちょうどこの日、私の友人が来て、私が薬を作るのを見てました。

彼「え?これも治せるの?」

私「そうだよ。あなた達の外科ではどう治療するの?」

 

彼「手術。でも、なるべく手術はすすめない。悪性癌など仕方がないときは手術するけど。なぜなら、この部位で手術するとなかなか治らなくて、患者さんも非常に辛いからです。

 

私「中医学で治すのはとても簡単、簡単すぎてあなたが聞いたらビックリするかも。」

 

生薬が特別なので、私はおばあちゃんに作り方を教え、おばあちゃんは一人で準備しに行きました。

 

10日くらい飲んだあと、おばあちゃんが言うのは、「膣からガスが出るのは治り、水泡がある感覚も治りました。」

膣からガスが出る30代の女性、8日の漢方で治った

 

36歳の女性。

よく口内炎になり、ふくらはぎが張る、便秘などの小さな問題があります。

ほかにあるのは、膣からガスが出る症状。

何回か治療したあとに、この症状を私に教えてくれたのです。

 

病院で検査したら隙間がある。

西洋医学の先生は手術もすすめない。そして、「膣から空気が出るのは治らない」と言ったそうです。

 

なぜ彼女は、こんな病気になったのか?

出産のとき子供が4kg以上もあり、頭が大きすぎて産道に損傷が起きたのです。出産したあと、ずっと治っていません。

 

当時の処方は、

桃核承気湯+猪膏髪煎。

 

桃核承気湯は以下の記事でも出ています。

参考になると幸いです。

 

www.li-hari.net

 

現在は猪膏を探すのが大変です。

私たちは買って帰って、煎じ始めました。診療所の中には怪しい生薬の香りでもないニオイが充満し、後で髪を入れて煎じたらニオイは更に強烈になりました。

 

特にその髪。

親からもらったものなのに、手に握ったときはなんとも言えない気持ちでした。何年も貯蔵したのは、この日の為だったのです。

 

私は患者さんに薬の成分を教えなかったです。患者さんが吐くかも知れないと心配して。

 

不運にも漢方薬を飲んだ翌日、彼女から電話が来ました。

「生薬には何が入っていますか?すごい脂っこいですけど。もう2年も脂っこいものを食べていません。」

 

「うん、そんな成分は入っています。ほかもあるけど。でも、これ以上聞かないで!飲み続けるだけでいいです。」

 

8日飲んだあと、彼女の膣からガスが出る症状は治りました。

 

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【▲ 桃核承気湯の中の生薬:桃仁(とうにん)の画像 】

 

今度機会があったら、彼女にもう一度検査してもらいたいです。隙間が修復されて治ったのか?

 

この処方で治せるのは知っていますが、なぜ治せるのかは未だに分かりません。これが中医学の不思議な所でしょう。

 

上記の女性の隙間が修復されたら、中医学は本当に偉大なものだと思います。

不思議と言うレベルを超えるもの!

 

李哲の感想

 

桃核承気湯は膀胱あたりの瘀血をとる漢方です。

膀胱あたりに瘀血が多いと、人は発狂もしくは精神状態がおかしくなります。この時、「桃核承気湯」はうってつけの処方。

 

以下は、その1つの治療例。

参考になると幸いです。

 

www.li-hari.net

 


 

「猪膏髪煎」は、2000年前の『傷寒論』に書いてある処方です。

猪膏は今で言うラード。

髪は人の髪です。

作り方は『傷寒論』に書いてあるので、省略します。

 

人の髪で病気を治せるなんて、ビックリするかも知れませんが、結果的には病院も治せない症状を漢方で治しています。

 

2000年前の処方で、現代女性の病気を治す。これは不思議な事がないですね。だって、2000年経っても人間の体は変わってないから。

 

上記の2人の女性は、本当に幸運です。

治してくれる先生がいて。

西洋医学の先生も手術をすすめないのに、中医学までなかったら、彼女たちはどうしたら良いですかね?膣からおならが出るのを我慢してくださいと?

 

手術を話すと過去記事を思い出します。

手術ロボット「ダヴィンチ」の後遺障害で、内臓が膣から垂れ下がって出てきた患者さんたち。

 

最先端医療は安全・治療効果が高いと妄信するのは危険です!

 

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中医学には人の髪を生薬として使う以外に、もう一つ「尿」があります。特にギックリ腰など急性の痛みに効果バツグン。

 

ただし、「尿」は限定されたもので、誰の尿でも良いことではありません。

以下の記事で詳しく説明しているので、どうぞご覧ください。

 

www.li-hari.net

 

日本では少し前まで、自分の尿を飲む療法があったそうですね。

 

尿を飲むのは、気持ち悪いと言われるかも知れませんが、鎮痛剤もない・マッサージしてくれる先生もいない田舎でギックリ腰になった時、あなたは他の選択肢がありますか?

 

数千年前から伝わって来た漢方・鍼灸は様々な治療例があります。

西洋医学みたいに実験済ではなくて、臨床で完治済の症例。

 

中医学は五臓六腑・経絡の知識があるので、どんな症状でも解釈ができて、治療ができます。

 

なにかあったら、先に中医学の先生に診てもらってください。

いろいろ治療して見て、治らなかったら手術なり西洋薬なり選んでも良いじゃないですか?

*1:張静先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。