足がつる原因は肝血虚(肝機能低下)。足がつる痛みを、鍼1回で治した症例で説明します。

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足がつって痛い症状は、鍼1回で治った

こんにちは。李哲です。
簡単な鍼治療例を書きました。

毎週来ている女性、60代。
たまたま足がつる症状が出ました。

以前はなかった症状なので、今日は足がつる対策として陽陵泉を刺しました。

鍼灸理論では『筋会陽陵泉』と言います。
つまり、筋の問題であれば、陽陵泉は全部適応している。
筋がつる、ケガで筋が切れた、筋が痛い…全部この陽陵泉で治せます。

▲陽陵泉の図面

▲陽陵泉の図面

ちょうど鍼を刺そうとした時、少し足を内側に曲げただけなのに、足裏がつって痛そうでした。でも、陽陵泉の鍼を少し回して、響くようにしたらすぐ収まり。

翌週に来た時話を聞いたら、前回の鍼をしてから足がつるは治った。念のために、もう一度陽陵泉穴を刺して効果を強固。1回で良くなり、彼女はちょっとビックリしてました。

素人目からはびっくりするかも知れませんが、鍼灸を習った人にとっては驚く必要ないです。ツボを刺して効果が出るのは、当たり前の事。しかも鍼は即効性に優れているので、ほとんど刺した瞬間から効果が出ます。

余談話ですが、風邪の諸症状には鍼が効かないという先生がいました。これはあなたの鍼灸医の問題で、鍼灸が間違いではありません。鍼だけでも風邪を治せます。

足がつる原因は肝機能低下(肝血虚)

肝機能の低下は西洋医学の言葉で、中医学の理論で言うと、「肝血虚」。肝臓の血が足りない意味です。筋は肝臓が司って、また肝臓は血液の貯蔵庫でもあります。

肝臓の血が足りないと、筋に与える栄養が少なくて、筋がけいれんするのです。具体的な原理は、過去記事で説明しました。どうぞご参考にして下さい。

肝臓の血が足りない主な原因は、以下のものです。

  1. 夜更かし。
  2. 大量のお酒。
  3. いろんな西洋薬とサプリメント。
  4. 人工甘味料が入ったお菓子。コーヒーなど。
  5. 過労(心労も含め)。年とともに肝機能低下。

彼女の場合は、5番目が当てはまると思います。
1~4は彼女にはないから。

面白いのは、彼女は体質的に西洋薬がダメ。飲むとすごい具合が悪いから、今までほとんど飲んでないそうです。

小さい時から西洋薬がダメで飲めない人、私は初めて見ますね。アメリカ人の記載を見ると、西洋薬を飲まないほかの原因もありました。以下の記事、参考になると幸いです。

上には足がつる原因を書きましたが、悪さをするのも簡単ですね。

大嫌いな人がいたら、毎日人工甘味料が入った甘~~~いお菓子(洋菓子、和菓子)をあげて、コーヒー・サプリもおごりなさい。

日にちが経てば、その人は夜中に足がつって死にそうになります。

(おわり)

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