卵子と精子の質をあげないと、人工授精しても失敗する。

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人工授精よりも良い治療法がある。
人工授精よりも良い治療法がある

こんにちは、李哲です。
アメリカの中医師、鄭智城先生1の文章、人工受孕的催卵针就是往地里撒化肥_郑智城_新浪博客(2011-06-07 発表)を翻訳しました。

なぜ、人工授精はお金の無駄使いだと言うのか?人工授精するより、卵子と精子の質を上げるべきの内容でした。参考になると幸いです。

西洋医学の不妊治療に失敗し、漢方薬治療に来ている患者さんたち

ニューヨーク市内には有名な不妊治療クリニックがあって、毎日いろんな華僑のメディアで宣伝しています。おそらく皆さんも、このクリニックの張先生を知っているでしょう。

私が張先生を特別に出すのは、理由があります。当院に来るたくさんの患者さんは、張先生のクリニックで人工授精が失敗。そして漢方薬治療に来ているので、彼の名前を知っています。

科学と言う名義は、本当に誘惑満々。何でもかんでも「科学的」だと宣伝し、わけわからない専門用語を使えば、たくさんの人を騙す事ができます。

例えばこの張先生。張先生の広告には一連の新しい専門用語を使い、見た目はすごい効きそうです。しかし、よく見るとみんなテクノロジー的なもので特別な医学技術はありません。

テクノロジーとサイエンス(科学的)はまったく違うものです。皆さんは混同しないでください。

卵子もしくは精子の質に問題がある時、人工授精しても失敗する

人工授精の実質は、人為的に卵子と精子をくっつけるだけです。西洋医学で最新テクノロジーというのは、卵子と精子を別々に抽出して、両者をくっつける過程。しかし、卵子と精子の一方に欠陥があって結合ができなかったら?人工授精は意味がありますか?

患者さんは1~2万ドルを払って、卵子を抽出する苦痛に耐えて、卵子と精子をくっつけるのは価値があるでしょうか?

李哲の説明:
ニハイシャ先生2の症例には、排卵誘発剤で妊娠はしたけど、妊娠高血圧症候群で中絶をするしかない夫婦がいました。結局、漢方で諸症状を治しているのです。

妊娠高血圧症候群で、中絶するしかない奥さん。肺の熱が原因で、寝言を言いながら動きまわる・落ち着きがないご主人。 

本当の不妊治療は、卵子と精子の質を上げるべき!

私は一つだけは知っています。世の中の男性は、みんな生殖器を持っている。毎年例えば2月14日などの日に、精子を提供して卵子とくっつく。これは西洋医学の不妊治療よりもっと自然で合理的で、お金もかかりません。

明らかに卵子もしくは精子に問題があったら、人工授精で一緒にくっつけても失敗するだけ。

西洋医学の不妊専門クリニックは、こんな時に両手をあげます。患者さんに「もう一度やってみましょう」と言うしかない。次回は運がよい事を祈って。

良心的なお医者さんは、こう話すべきです。
「卵子もしくは精子の質に問題があったら、あと10回人工授精しても成功しません!」

これが一番大事な所。
お医者さんは卵子と精子の質を上げるべき!患者さんにお金を払って、「もう一度やってみましょう」と言うのではない。やっても無駄です!

私は10年で20回の人工授精しても、妊娠できてない患者さんを診たことがあります。その治療例が以下の記事。

卵管のつまりが原因での不妊は、漢方薬で解決できる

私の経験からすると、女性は35歳を過ぎると卵子の質が下がる傾向があります。人工授精するなら、35歳以下の成功率は比較的に高いでしょう。

35歳過ぎてから妊娠できない女性の大多数は実証です。つまり、卵管の詰まり、もしくは卵管が切られたのが原因。

卵管の詰まりだったら、中医学の治療ではとても簡単です。桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんなどの処方で、2~3週間治療すれば良いです。もっとひどくても、瘀血を溶かす生薬などで治療できます。期間はだいたい1~2ヶ月くらい。以下はもう一人の漢方医の治療例です、どうぞ参考に。

排卵誘発剤で太るのは、心臓と卵巣がダメになったからだ

何回も人工授精した患者さんは、一つの共通点があります。

身体が太り始める。

身体が太るのは良くないです。
太るのは、心臓と卵巣の機能低下を示す。これは排卵誘発剤の副作用です!

西洋薬は農民が土に化学肥料を巻くのと同じ。植物は特別に育ちやすいけど、種の質は悪いです。しかも、何回も使ったあと、土地の質が悪くなります。農民も頭痛くなり、伝統的な農家の肥料を探して来て、土の質を上げるしかありません。

(おわり)

  1. 鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

    ↩︎
  2. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎

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