本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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白血病を2ヶ月で治した漢方薬治療例

【※本記事は2019-06-29更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日はニハイシャ先生の弟子:張孟超先生*1の治療例を翻訳しました。白血病を2ヶ月で治した漢方薬治療例です。

 

中国語本文のリンク先は、 【血癌案例】

 

 

白血病患者さんの症状と、中医学の診断、処方箋


初診、2008年11月11日。

J.Lさん、53歳。男性。

 

2008年1月、病院で白血病だと診断されました。当時の白血球は6万。

 

3月から第二代白血病の薬ニロチニブ(nilotinib)を飲んで、その副作用で心不全になりました。

 

3年の間、約10人の患者がこの薬を飲んで、急性心不全で死亡しています。

(ニハイシャ先生が言うのは、心臓は7つの癌と関係があります。西洋医学は白血病と心臓の関連性が分からない、逆に心臓を傷つける。)

 

注:99.99%の白血病患者さんが飲むのは、第一代薬グリベック(gleevec)

 

数週間前、患者さんは副作用に耐えられなくて、薬を飲むのを止めました。この薬は7ヶ月飲んでいる間に3回骨髄検査。

 

白血病になる前に飲んだ薬は、

  • 鎮痛剤:ナプロキセン(naproxen)5年服用
  • 胃酸を下げる薬:ファモチジン(famotidine)3年服用
  • コレステロール下げる薬:ゲムフィブロジル(gemfibrozil)3年服用

 

西洋薬の鎮痛剤、抗生物質、抗うつ剤などの副作用・作用機序などに関して、あなたはもっと詳しく知るべきです。以下の生化学者の論文が役に立つので、どうぞ1回見てください。

 

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今日診察に来て自覚症状は、

  • 胸が苦しい
  • 胸から背部まで痛い
  • 心臓がドキドキする
  • パニック障害panic attackで車運転ができない
  • 胃液が逆流する
  • 視力がぼやけて見える
  • 四肢の関節痛もある
  • 手足は氷みたいに冷たい
  • 汗はかかない
  • 煩躁不安感がある
  • たくさんの温水を飲むので喉は渇かない
  • 大小便と食欲は良い
  • 朝たちがない
  • 睡眠は悪くてよく目が覚める

 

※舌診では、舌苔が薄くて白、周りには歯痕がある。髭は少ないけどまだありました。

 

耳の反射区検査では、心臓の反射区(+++)。胸椎の6,7番に圧痛あり。

 

腹診では、みぞおちあたりが硬くて温度が低い。手は触ったら氷みたいに冷たかった。

 


 

※診断:

胸痺。少陰虚寒症。

 

処方箋:

四逆湯+枳實薤白桂枝湯+旋覆代赭湯+加工した附子(漢唐の生のトリカブトを焼いて使った)+瘀血を取る生薬。


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代赭石(たいしゃせき)の画像。

 

漢方薬治療の観察記録と、中医学の解釈


以下からは患者さんの自覚症状の変化、そして中医学の解釈を書いてあります。

 

治療1ヶ月後:逆流性食道炎・夜間頻尿は治り、動悸は95%治った

 

2008年12月9日。

逆流性食道炎は治りました。

心臓のドキドキは、5%しか残ってない。

 

自分で車運転して診療所まで来れました。

胸痛は減ったけど、背中の痛みはまだある。

硬い食べ物を食べた時、心臓が痛い。

 

手足は暖かくなり、首と肘はまだ重だるい。

大便は1日2回、柔らかいほう。

 

T6とT7の圧痛は減ったけど、まだ少し痛い。

睡眠は良くなり、朝までぐっすり寝れる。

 

夜間頻尿は治りました。

1週間に2回朝たちがある。

 

朝たちは男性にとって、非常に大事なサインです。朝たちは何を意味しているのか、以下の記事が参考になると思います。

 

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※処方箋は変えず、烏頭蜜を追加。毎日5g。(生の川烏を電子レンジで乾かして炮川烏にしました。市販のは胆肥を入れているので、胆肥は中毒性があって肝臓と腎臓に悪いです。)

 

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【▲ 漢方薬を練るときに必要な蜂蜜】

 

当時、私が思ったのは、これでも力が足りなかったら、次回は生の烏頭蜜を使うつもり。

 

(ニハイシャ先生が言うのは:烏頭はトリカブトよりも、関節の中に入れるので、寒気を取り除くのは得意。でも、陽気を救って緊急救命の時は、生のトリカブトじゃないとダメ(四逆湯に生のトリカブトを使う)

 

加工したトリカブトは、腎臓の陽気を強化できて、余分な水が排出できる(真武湯に加工したトリカブトを使う))

 

真武湯は末期がん治療で、とても有効な処方。

関連内容は、以下の記事が参考になると思います。

 

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治療1ヶ月1週間後:手足が暖かくなり、心臓が苦しいのは治った 

 

2009年12月16日。

  • 胸と心臓が苦しいのは完全に消えました
  • 胸から背中まで痛いのは緩和
  • ドキドキするのはまだある
  • 手足は暖かくなり、喉は渇くのは改善した
  • 硬い食べ物を食べても、心臓が痛まなくなった
  • 食後にはしゃっくりがある

 

彼は突然、「ほかの持病も治してくれないか?」と質問がありました。

(ほかの持病を相談する時は、もとの病気が良くなった事です。)

 

小さい時に慢性腎炎になり、頻尿で尿が我慢できない。

あまり我慢すると、下のお腹から何かが上がってきて、胸がとても痛くなる(これは『傷寒雑病論』でいう「奔豚」です。)

 

仕事は郵便配達で、すごく不便だそうです。

 

腹診:

へその上と下、両方動悸がある。

みぞおちあたりは硬い。

 

処方箋:

四逆湯+枳實薤白桂枝湯+旋覆代赭湯+炮附+烏頭蜜 <每日炮川烏含量7g+桂枝20g茯苓20g

 

夜間頻尿は、足つぼ整体でも治した例がたくさんあります。以下はその一つの治療例、参考になると幸いです。

 

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治療1ヶ月3週間後:白血病の指標が消えて、白血病は治ったと判断

 

2009年1月6日。

  • 動悸(心臓がドキドキする)は完全に治った
  • 頻尿は改善したけど、まだ我慢できない
  • 下腹から何かが上がってくる感じはまだあり、四肢の関節痛はまだある
  • 1週間に4回朝たちが出てきた
  • 体力は前よりだいぶ良い
  • ひげ剃りは1回した

 

(奔豚は桂枝加桂湯で治療。ニハイシャ先生の曰く、桂枝ではなくて肉桂が正しい。【余無言医案】を参考にして下さい。)

 

動悸、息切れは漢方以外に、鍼治療でも即効性があります。

以下の鍼治療例、参考になると幸いです。

 

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患者のT6とT7の圧痛は完全に消えたので、私は彼に話しました。

「白血病は治っています。

病院の血液検査など、受けてみても良いですよ。」

 

注:2009年2月16日、西洋医学の検査では白血球が6千。正常値は4千~8千。

 

患者さんの主治医は、「抗がん剤をやらないと3ヶ月以内で必ず悪化する」と脅かしました。骨髄の検査も要求されたけど、患者さんは賢くて漢方薬を信じている人。

 

患者さんは主治医に言いました。

「抗がん剤を止めて3ヶ月も経っています。今は血液検査が正常だけではなく、体の調子がとても良い。私は絶対骨髄検査と抗がん剤はやりません。

(みんな彼みたいになれば良いですね)

 

今の治療項目は、抗がん剤でやられた心臓を修復して、ほかの持病を治すこと。

 

処方箋:

桂枝芍薬知母湯+烏頭蜜<每日炮川烏の量は7g+清華桂(最上等の肉桂)3gを粉末にして、2回に分けて飲み込む。(倪海先生が言ったけど、普通の肉桂は無効)。

 

心臓の疾患は、中医学しか治せない。病院の治療だと死ぬ道しかないことを覚えてください。

 

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治療2ヶ月後:尿が我慢できないのは大幅に改善した 

 

2009年1月13日。

尿が我慢できないのと何かが上がってくる症状は、この20何年で初めて大幅に改善されました。

 

心臓に違和感ある、少しドキドキして、心臓が落ち着かないのは8%戻った(芍薬のせいです。ニハイシャ先生の曰く:胸が苦しくて心臓が痛いときは、芍薬を使わない。

 

胸痛と背中の痛みは緩和したけど、完治にはなってない。

 

処方箋:

前回の処方箋から芍薬を削除。

同時に烏頭赤石脂丸(丸薬にするのは、病気の所に長く止まれるから)。胸と心臓が痛いときに5~10粒ベロの下に飲んで下さい。

 

他には関元穴にお灸をする方法も教えました。

 

関元にお灸するメリットは、以下の記事で詳しく説明しているので、どうぞご覧ください。

 

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その後の処方箋は、四逆湯+枳實薤白桂枝湯+桂芍知母湯去芍藥+烏頭蜜<每日炮川烏含量7~12g+清華桂で変更。同時に烏頭赤石脂丸を服用。

 

鼻のアレルギー(毎年春には必ず再発)は、辛夷、石菖蒲、蒼朮を追加(ニハイシャ先生の鼻を治す常備薬)

 

花粉症は鍼治療でも治せます。

以下は一つの施術例、参考になると幸いです。

 

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治療3ヶ月1週間後:胸痛は完全に治ったけど、ひげがまだ少ない

 

2009年2月17日。

胸痛は完全に治りました。

背中の痛みは少し残っている。

関節痛はまだあり、髭は多くないです。

 

ひげは精子の廃棄物

 

(ニハイシャ先生が言うのは、髭は精子の代謝物

もし精子が逆流してリンパ、血液、骨髄に入るとリンパ癌.白血病.骨髄癌になります。髭が多い時は心臓の機能が良い事を示す。精子の代謝物が、ちゃんと皮膚まで送られて髭になるから。)

 

長年の病気で腎臓が弱くなっています。

腎臓は骨と骨髄を司る。

 

処方箋には「漢唐班竜丸」を追加して、督脈と骨髄を補い、最後の体力補充をしようと思いました。

 

中の病気が外に完全に出てきて、全部の治療が終わり!

 

2009年2月24日。

諸症状は良い。

髭も増えてきて、四肢の関節痛は軽減。

 

患者さんが言うのは、「痛みが中から外に出て、手首の下だけ痛みが残って、毎日朝たちがあります。」

 

※耳の心臓反射区、血液点は圧痛ない。

T6とT7は完全に痛みがなくなった。

 

昨日、風邪っぽい症状がある。汗が出て頭痛筋肉痛、透明な鼻水が出る。

 

これは朗報です。

病気が外に出ているので、桂枝湯だけでいい。

 

病気が外側にいるのか、中にいるのかは、中医学の考え方です。

詳しく説明したのは、以下の記事が参考になると思います。

 

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処方箋:桂枝湯そのまま。

 

学生 孟超 2009年3月2日。

 

ニハイシャ先生の評価

上に書いた烏頭は「川烏頭」です。

現在、中国で使っている烏頭は、川烏頭と草烏頭の違いが分からない。

 

「草烏頭」は、ケガで骨折した時に使うもの。

劇毒物なので、昔から内服していません。

 

私たちが使うのは、正規な「川烏頭」。

この川烏頭は、救命に大事な生薬で特にリウマチを治す時には不可欠です。

 

正しい川烏頭の使い方が分からない中医師は、リウマチが治せません。

 

上に書いた治療例、孟超はたくさんの毒性がある生薬を使っています。例えばナマのトリカブト、烏頭など。

 

そして、彼の正しい使い方で、重病人を救って来れたのです。

 

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川鳥頭:トリカブトと同じ植物から出るもの。生薬として使う部位が違うので、名前も違います。

 


 

世の中の開業医たち、良心的な話を聞かせてください。

あなたは治療できますか?

 

もしできないなら、邪魔をしないで下さい。

中医学の宣伝は私たちに任せて。


温病派のニセモノ中医師たち、あなた達が上に書いた生薬が使えないなら、図々しく中医学の業界の体表者にならないで、私たちの邪魔ものです。

 

譲って下さい。

我々経方家が西洋医学に対抗します。

 


 

我々が西洋医学に対抗するのは、中医学の宣伝が第二の目標。

第一の目標は、切迫の理由があります。

それは、患者さんを救うこと。

 

このような死ななくてもいい病気、デタラメな西洋医学の治療で、無数の患者さんは命を落としています。しかも、患者さんは死ぬ前に膨大な医療費を払って、苦しみながら死んでいく。

 

病気を治せない温病派の中医師たち、あなた達の心は安らかですか?

 

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台湾衛生署の漢方薬委員会の主任:林宜信から始め、あちこち温病派の中医師が邪魔している。あなた達は西洋医学の尻にくっつく虫。

 

このようなダメ中医師が多い環境で、優秀な中医師が生まれると思いますか?

 


 

私は自分の知識を人紀として後世に残しました。

幸いにたくさんの台湾と海外の中医師が、我々のチームに入ったこと。

 

将来には超強い経方家が皆さんの周りに現れると思います。

 

徐々に経方の理論が、温病派の理論の代わりになるでしょう。

真理が抹殺されるなんて、私は信じません。

 

良心的な温病派の中医師たちは、我々経方のチームに参加して下さい。

間違ったもので、自分と患者さんを傷つけるのは止めて。

人間の命はお金で買えません。

 

経方家の我々を怒らせた場合、あなた達には一切得がない。

ある日、あなた達の親族.友人がこのような重病になったとき、あなたはどうしますか?

 

経方家の私たちに任せるか?

西洋医学に任せて、ギロチンまで送り出しますか?

 

よく考えて下さい!

李哲の感想

専門的な処方箋の名前、そして中医学の理論が出ているので、素人の皆さんは頭を抱えるかも知れません。なるべくわかりやすい言葉にしようと思いましたが、日本語レベルの問題で(-_-;)

 

記事を簡単にまとめると、白血病の診断基準、治療方向、そして治療の処方箋を書いてあります。途中での複雑な中医学の解説は、興味がある方の勉強にはなると思います。

 

ニハイシャ先生は以前話した事ががるけど、生のトリカブト(生附子)がなかったら、白血病は治せない。

 

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【▲ 重病を治すときに必要な生薬:トリカブト(附子)】

 

外苑前の古くからある漢方薬局:『五行堂』に聞いたら、日本の漢方薬局には生のトリカブト(生附子)がないそうです。日本にあるのは、加工したトリカブト(炮附子)だけ。つまり、日本には白血病を治せる漢方医がいない事です。

 

トリカブトの中医学知識は、以下の記事が参考になると思います。

 

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漢方薬で白血病を治したいなら、海外に行ってください。

ニハイシャ先生の弟子たちが集まっている『台北漢唐中医診療所』がお薦めです。

 

以下の記事に、詳しい住所・電話番号があるので、どうぞご参考に。

 

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私は臨床で白血病を診たことがありますが、1回しか治療してないので継続観察がないです。ただし、家族からの報告を聞く限り鍼の効果はある。

 

将来的に白血病の治療例がありましたら、また自分の言葉で解釈したいと思います。

 

皆さん一つだけ覚えてください。

白血病は中医学にとって、不治の病ではありません。

 

白血病だと診断された時、慌てて西洋医学の治療を受けるのではなく、先に副作用がない中医学の治療を受けてみて下さい。

 

中医学の治療を受けてダメだったら、また骨髄移植.抗がん剤などやってもいいじゃないですか?

 

(おわり)

 

*1:張孟超先生はアメリカの開業医です。張孟超先生の診療所住所・電話番号などは倪海厦(ニハイシャ)先生の弟子たちの、世界各国診療所情報を紹介します。をご覧ください