本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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永久の肝不全が漢方で完治:現代医学では解釈できない治療例

こんにちは。李哲です。

今日はアメリカでの中医師:鄭智城先生の記事、急性の肝不全が漢方薬で治った例です。

 

中国語本文のリンク先は、

肝坏死逆转:一个现代医学无法解释的例子_郑智城_新浪博客

(発表日付:2011-12-09 12:07:22)

 

 

意識不明状態に陥る肝不全患者、頭はしっかりしていて不可解

今回は現代医学で解釈できない治療例を紹介します。

 

私の一人の患者さん。

今年の1月末に入院しました。

自分で入ったのです。

当時の症状は胸が苦しい、呼吸困難、嘔吐。

 

入院してから、いろんな検査をしました。

心臓、肺は正常。

肝臓に異常が見つかりました。

 

どこまで異常なのか?

正常な肝機能数値(AST/ALT)は50~70なのに、私の患者さんは1000以上!

 

病院側はすぐ、「急性の肝不全」だと疑いました。

なぜなら、最近この患者さんは入院したことがあり、その時は肝臓の数値はまだ正常だったから。

 

西洋医学の先生は、何を食べたか質問しました。

食物、漢方薬、サプリメントなどなど。

すべて口から入ったものを調べる。

 

それ以外に、病院側は定期的に患者さんの精神状態を観察しました。

 

そして、いろんな質問。

「☓☓さん、今はどこにいるか分かりますか?」

「今日は何日ですか?」

「今の大統領の名前は?」

 

なぜなら、肝臓の数値がここまで悪化すると、すでに肝性脳症(かんせいのうしょう)で意識不明になるはず。

 

でも、私の患者さんはとてもいいなりではない。

毎回、すべての質問に正解を出して、西洋医学の先生は頭を振るしかなかったです。なぜしっかりしているのか不可解。

 

仕方がないので、食事を与えないようにしただけ。(肝不全の人は消化ができないので)あとは、血液検査をこまめにチェック。

 

肝機能数値(AST/ALT)が正常値の200倍、1万まで上がった

状況はどんどん悪化して、大便は黒い便が出始め(体内に出血があるのを示す)、小便の色は茶色。

 

肝臓の数値はどんどん上がりました。

入院した時は1000。

3日後には10倍になりました、1万!

 

私の患者さんは、まだ言いなりにならない。

しっかりしているのが不思議なくらい。

ただし、ご飯を与えてないので、体力がどんどんなくなりました。

 

病院側は患者さんに下剤を飲ませて、肝臓の毒素を大便から出そうとしてました。

患者さんは2回だけ下剤を飲んだのに、すごい下痢が始まって10何回もしました。

 

中医学では『下利日数十行』と言います。

下痢の以外に、少し多めに食べると嘔吐。

この下剤で毒素を出した結果は、肝臓の数値が数百くらい下がっただけで、あとはずっと高いままでした。

 

患者さんの家族は焦って、私に「なにか方法がない?」と聞きました。

私の答えは、「もし本当に肝臓の中毒だったら、おそらく病院の下剤では役に立たないです。大黄など性質が寒い生薬じゃないと解毒ができません。」

 

しかも患者さんは嘔吐に下痢、肝不全(たとえ病院側の診断が正しいと仮説します)。この状況では「大柴胡湯」が一番良い選択肢かも。

 

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大柴胡湯(だいさいことう)の主力の生薬:柴胡(さいこ)の画像

 

病院の先生が言うのは、「患者は永久の肝不全になっています!」

 

治療した病院は、すでに両手を上げて患者さんに言いました。

「こちらはもう何もできないので、市内のもっと大きい病院に紹介します。

大きい病院だから、良い治療法があると限らないけど、少なくとも機械が多いので、万が一の時に緊急救命が完備されています。」

 

そして当日の午後、患者さんは転院しました。

 

大きい病院に転院して、すぐ深度治療室に移動。

つまり、病室がお医者さんの目の前にあるやつ。

 

肝臓移植の医療チームも待機し、患者さんが肝性昏睡に入ったらすぐ肝臓移植をしようとしてました。

 

お医者さんが言うのは、「患者さんは永久の肝不全になっています!」

 

漢方薬で一撃必殺:肝不全患者が劇的に改善した 

私のこの患者さんは、いたずらするみたいに精神状態がしっかりしていて、家族と看護師の質問にはいちいち答えてました。でも、患者さんのこの時、ほとんど食欲を失っています。

 

中医学では、食欲を失った(胃気がない)時は、そろそろ死ぬ時だと言います。

 

緊張感が溢れて爆発しそうな雰囲気。

私は一番速いスピードで大柴胡湯を1杯作って、厳格に2回煮詰めるやり方を守って、自ら病院にコッソリ運んでから患者さんに10分の1の量を飲ませました(たくさんは飲ませない)。

 

当時に思ったのは、もう永久に肝不全になったら、少し漢方薬を飲んでもかまわないでしょう。見込みはないけどやってみる。

 

そして、奇跡が起きました。

翌日の午前中、肝臓の数値は3000くらいまで下がって、午後には2000まで下りました。その後は毎日下って、ほぼ正常値になりました。

 

患者さんの嘔吐と下痢はなくなり、食欲が全開し、毎日これを食べたいあれを食べたいと騒ぎ出す。

 

患者さんの家族は、やっと肩の荷が下りて大喜び。

「今後はどうすればいいか?」を私に聞きました。

私の答えは、「毎日消化しやすい食べ物を与えて下さい。毎回少しずつ食べさせる。」

 

この中医学のやり方は、『食復』を防ぐ為です。

(李哲説明:重病の時は消化系がまだ弱いので、たくさん食べさせない。胃腸に負担がかかり過ぎて、病気が悪化する可能性がある。これは中医学の考え方です。)

 

その後は、肝臓の中毒とか肝臓移植を話す人はいなかったです。

 

中医学を信じる人は、いつも運が良い

この治療例は、不思議でしょうがない。

正直、私も大柴胡湯のおかげて肝不全を救ったのかどうか、確認ができません。なぜなら、飲んだのがとても少ないからです。

 

一つの可能性としては、患者さんの体質が強い。若しくは運が良い。

もう一つの可能性としては、病状がとても悪化した状態で、少しだけの正しい漢方薬でも悪い状態を変えられたかも知れない。

 

中医学を信じる人は、いつも運が良いと思います。

この記事で書いた患者さんは、私のお父さんです。

 

李哲の感想

肝臓の壊死。

肝臓移植しかないと言われたら、たぶん絶望の気持ちになるでしょう。

 

しかし、中医学は何かしら方法があります。

 

上記の鄭先生のお父さんの件。

私の推測ですが、本当の肝不全・肝臓の壊死だったら、肝性脳症が出ます。肝性脳症は、大柴胡湯で簡単に治らない。

 

きっと何かのつまりで、肝臓の数値がすごく高くなり、永久の肝不全だと診断されたでしょう。つまり、これは西洋医学の診断の間違い。誤診です。

 

西洋医学は治せないから、最後は肝臓移植まで準備していましたね。

 

肝臓移植して治るものか?

移植された臓器は、体が異物だと認識するので免疫システムは猛烈に反応する。そして、また免疫抑制剤を出すでしょう?

 

手術したあと、患者さんの生活の質は?

 

以下は10年前のニュースですが、参考になると思います。

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肝移植後に23人死亡(2018-04-02修正)

 

大柴胡湯は主に便秘、食欲不振などに使います。

大腸がんに使う時が多い。

 

鍼治療の場合、上記の自覚症状を良くすることは可能です。

内関だけで食欲不振・呼吸困難・嘔吐が治せます。

 

え?一つだけで?

 

そうです。

これだけでも十分効果があります。

もし足りなかったら、ほかの中脘・公孫などいろいろ強力なツボがあります。

 

内関穴をバカにしないでください。

緊急救命のとき、止まりそうな心臓でも動かす事ができます。

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車酔い、船酔い、気持ち悪い、喘息発作、心臓痛、動悸、息切れの自己治療ツボ(2018-02-21修正)

 

私はこのような肝臓壊死の患者さんを治療した事がないので、それ以上は話せません。

ただし、内関の強烈なパワーは、私はしょっちゅう見ています。これは本当にすごいツボ!

 

鄭先生の家族は、漢方薬を信じて良かったです。

病院が両手を上げるんだから、一般の患者さんはもう死ぬしかないでしょう。

 

皆さんも近くに信頼できる鍼灸院・漢方薬局があることを祈ります。