本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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子供の繰り返す風邪(発熱、咳、喘息)を漢方薬で治した例

なぜ、子供の風邪(発熱、咳、喘息)が繰り返すのか?

正しい治療法を使ってないから、繰り返すわけです。

合っている解決方法だったら、治って再発はしない。

 

よく解熱剤を子供に飲ませる親は要注意。

風邪を治す西洋薬は、一切ありません!

 

風邪を引いた子供には、西洋薬を飲ませないで。

この常識すらなかったら、もう救いようがない。

 

子供の風邪を、根本的に徹底的に治したいなら、解決方法は一つのみ:漢方薬もしくは鍼灸。

 


 

こんにちは。李哲です。

今日は中国・北京中医薬大学の教授:郝万山先生*1の治療例を翻訳しました。

 

中国語本文のリンク先は、

郝万山经方36首故事1 - 好大夫在线

翻訳文

私たちの学校にいる体育を教える先生。

その先生には子供が一人いて、小さい時からよく風邪を引いて、咳と喘息の症状がありました。

 

児童病院に行くと、毎回「肺炎」だと診断されました。

児童病院の毎回の対策は、漢方薬の点滴。麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)をアレンジしたもの。確かにこれを使うと、熱が下がって喘息も楽になるけど、数日後に子供はまた発作するのです。

 

当時、有名な任応秋先生はまだ生きていました。

私は子供の繰り返す病気に困って、任応秋先生に尋ねてみたのです。

 

任応秋先生が質問したのは、

「どんな処方を使っていますか?」

「児童病院の漢方薬既成品の点滴です。」

 

「その既成品の中身はどんな生薬ですか?」

麻杏甘石湯をもとにして、銀花、れんきょう、蘆根、白茅根、黛葛散を入れたやつです。」

 

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石膏(せっこう):高熱を下げる時に使う生薬。

「ほら、子供の顔色はこんなに白いし、ベロも薄くて白いのに、熱を取る処方はダメです。桂枝加厚朴杏仁湯(けいしかこうぼくあんにんとう)を使ってください!」

 

子供は1週間飲んでから、不思議と咳と喘息は再発してない。

これは私に非常に印象深かったです。

 

発熱、喘息、咳している患者さんを見たら、もしベロが薄くて熱証がない場合は、麻杏甘石湯ばかりじゃなくて、桂枝加厚朴杏仁湯も思い浮かぶべきです。

李哲の感想

発熱はすべて熱証ではないですね。

麻杏甘石湯は熱証には良いけど、熱証ではないときに使うと、根本の解決ができません。

 

西洋薬の解熱剤は、この麻杏甘石湯に似ています。

本当に熱があった時は熱を下げるのは良いけど、万が一体内に熱がなかったらどうする?

 

だから解熱剤を使うと、子供の風邪はしょっちゅう再発するわけです。

正しい解決策は、安易に解熱剤を使うのではなくて、漢方薬若しくは鍼灸治療を受けること。

 


 

鍼治療の場合は、比較的に簡単。

背中の肺兪と正面の雲門を刺せば良くなる。もしくは列缺一つだけ。もしくは董氏奇穴の重子、重仙を刺せば良いです。

 

最近の勉強で覚えたのは、董氏奇穴の三叉三(液門に近い)と魚際。この2つだけで高熱と咳が治る。早ければ20分くらい。遅くても2時間で収まります。

 

ツボは漢方薬と違って、双極性があります。

熱証でも寒証でも、同じツボが使える。

 

たとえば寒がりで咳が出た時に列缺を刺すと良くなる。

暑がりで咳が出た時に、列缺を刺しても治ります。

 

なぜ同じツボで、こんな極端に違う症状が治るのか?

身体をコントロールするのは、自らの免疫システムです。

免疫力が自分で判断して熱を下げる、もしくは温めます。

 

鍼を刺す目的は、「ここに問題があるよ」とターゲットを体にお知らせする役割もあります。

 

漢方薬は鍼と違って、熱証と寒証を間違えると、症状がひどくなりますね。生薬は「寒熱」を間違えてはいけません。

 

漢方薬を飲んでも効果がないのは、あなたが間違った処方箋を飲んだからです。処方を変えてください。

*1:郝万山先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。