脳梗塞後遺症の言語障害、めまい、動悸、胸が痛い、息切れなどは漢方薬で治った例。

脳梗塞後遺症で「話せない・めまい・胸が痛い・息切れ・歩けない」。
そんな重い症状を抱えた75歳男性が、漢方薬だけで日常生活を取り戻した実例です。

胸痛・息切れ・コロコロ便・倦怠感まで改善した経過を、処方とともに詳しく紹介します。

✅️ この記事で分かること

1.脳梗塞後遺症の言語障害・めまい・胸痛が改善した漢方治療の実例
2.炙甘草湯+血府逐瘀湯で改善した症状
3.再発時の処方(瓜蒌薤白枳実湯+附子理中丸)と効果
4.冷えによる尿トラブルを改善した処方
5.患者の「信じる力」が治療効果に与える影響

※ 中国・河北省石家荘市の有能な女医、張静先生の治療例、脑梗后遗症(2019ー1ー6 発表)を李哲が完全翻訳しました。

目次

脳梗塞後遺症で言語障害・めまい・胸痛が続く75歳男性の症状

男性患者、75歳。
脳梗塞後遺症があります。具体的な症状は以下のとおり。

  • 言語障害で、うまく話せない
  • 胸痛
  • ドキドキする、息切れ
  • 尿の勢いがない、尿が出にくい
  • 歩くときバランスが取れない感じ
  • コロコロ便が出る
  • 倦怠感が強い、歩くだけで疲れる
  • 毎日たくさんの水を、気持ち悪くなるまで飲む。普段は水飲むのが嫌いだけど、脳梗塞後遺症になってからは意識的に水を飲むようにしている

当時の処方箋:
炙甘草湯しゃかんぞうとう血府逐瘀湯けっぷちくおとう。7日分。

注意事項:のどが渇かなければ、水は飲まないように教えました。

李哲の説明:
炙甘草湯しゃかんぞうとうは動悸・息切れを治す有名な処方箋です。以下は一つの漢方薬症例、参考になると幸いです。
🔗動悸て死にそう女性、炙甘草湯をアレンジして治した例はこちら

炙甘草湯+血府逐瘀湯で胸痛・息切れ・便秘・倦怠感が改善

2回目の診察。
胸が痛苦しい、息切れは消えて、コロコロ便も正常になりました。朝起きたとき、めまいが生じるけど、他のときはめまいがないそうです。

🔎コロコロうんち・ウサギ便の便秘に麻子仁丸が効く理由!

新しい症状が現れたのは、肋骨が縛られたみたいにこわばり感がある。もう一つは、脊柱の痛みがあり、特に尾てい骨が痛む。倦怠感は著しく改善してきて今は自分でシャワーができるようになりました。

基本な処方箋は変えず、1ヶ月飲み続けたら諸症状が良くなり、漢方薬も止めました。

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瓜蒌薤白枳実湯+附子理中丸で胸痛は改善、めまいは再度調整

10ヶ月後、突然また倦怠感とめまいがひどくて、胸が痛苦しくて階段が登れない。朝8時~10時の間は、めまいで何もできない状態。

めまいで頭を押さえる高齢男性の写真。脳梗塞後遺症のつらさを表す。
ひどいめまいで頭を押さえる高齢男性の様子

処方箋:
瓜蒌薤白枳実湯+附子理中丸ぶしりちゅうがん。7日分。

飲んでから胸が痛苦しいのは改善したけど、倦怠感・めまいはあまり改善してない。そして、前回の処方箋に戻し、2回診察したら各症状が良くなりました。

李哲の説明:
附子理中丸ぶしりちゅうがんは胃腸の冷えが原因の病気に有効な漢方薬です。丸薬より煎じ薬の「附子理中湯」を使うときが多いです。以下の症例に出ている胃痛の患者さんが、ちょうど附子理中湯でした。参考になると幸いです。

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真夏の冷房で悪化した寒がり・尿が出にくい症状の改善例

3ヶ月後、ちょうど真夏で冷房をガンガン使う時期でした。彼の奥さんは暑がりで、彼は寒がり。今回、彼は冷房にやられて、尿が出にくい、腰が腫れて痛いなどの症状が起きました。

処方箋:
茯苓四逆湯ぶくりょうしぎゃくとう巴戟天はげきてん。15日分。

飲んだあと、寒がり・尿が出にくい症状は改善。

しかし、彼は続けて飲まないで、地元の広東省に戻りました。

数ヶ月後、広東省に彼はまた寒がり・倦怠感に襲われました。wachatで質問が来たのは、「鹿茸を食べて良いですか?」私の答えは「もちろん良いですよ」

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患者の「信じる力」が治療効果を大きく左右する理由

彼は一人で診療所に来ることができません。いつも、息子さんが休みの日に連れてきました。毎回来たときは、症状がひどかったです。

しかし、彼は中医学と漢方薬をとても信じていて、毎回「神の薬」を飲んでいるみたいです。だから、見た目には症状がひどいけど、すぐ緩和できました。

以前治療した膵臓がんの患者さん。
ご飯も食べられないのに、漢方薬だけは頑張って飲んでました。

患者さんたちの漢方薬に対する強い信頼で、どんなにひどい症状でもすぐ改善できています。私は思いますが、患者の信じる力は、カラダ本来の治癒能力よりも大事。

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