本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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死にかけたペスト病(黒死病)を4日の漢方薬で治した例

こんにちは、李哲です。

最近読んでいる中国語版『医学衷中参西录・論鼠疫之原因及治法』。吐血、高熱、意識もうろう状態のペスト病(黒死病)を、漢方薬で治した症例があったので翻訳しました。

 

吐血、高熱、意識朦朧のペスト病(黒死病)患者、4日の漢方薬で治った

 

福建省平潭県の友人:李健頤(1891~1967年)は当時の名医です。彼は自分の著作:『鼠疫新編』を私に送ってくれました。(無関係なところは省略)中の一つ、ペスト病を治した症例を紹介します。

 

患者は福建省平潭県観音井の蔡瑞春(氏名)、58歳。

当時の症状は、以下の通り。

  • 最初は悪寒、その後は高熱
  • のどが非常に渇く
  • 手足はしびれて痛い
  • そけい部のリンパ節が腫れあがって、非常に熱くて痛がっている
  • 胸は張って苦しい・吐血
  • 目が真っ赤で、意識もうろうの状態

 

脈診は数、舌苔は黄色。

 

治療法として、清胃・瀉肺・毒出し・大量の解熱剤で急いで飲ませないと、命を落とす確率が高いです。

 

処方箋は以下の通り。

荊芥 3銭

連翹 3銭

金銀花 5銭

貝母 3銭

生地黄 5銭

芍薬 3銭

桃仁 5銭

四川の紅花 3銭

紫草 3銭

生石膏 2両

鮮芦根 1両

雄黄 1銭

氷片 0.5銭

 

最後の2つだけは煎じなくて、粉にして煎じ薬と一緒に2回に分けて飲む。

 

金銀花:解熱、解毒、免疫力の強化作用がある

金銀花:解熱、解毒、免疫力の強化作用がある

2日飲んでから吐血は収まり、高熱が下がって胸が楽になりました。その後、雄黄を削除し四川の大黄5銭を入れて、胃の毒素を排出。2日飲んだあと、諸症状は全部治りました。

李哲の解釈と説明

処方箋の解釈

 

先に生薬の作用を説明します。

  1. 荊芥:解熱、抗炎症、抗菌 
  2. 連翹:解熱、解毒、腫れ物を消す
  3. 金銀花:解熱、解毒、免疫力の強化
  4. 貝母:解熱(主に肺の熱を下げる)、咳に血が混ざるのを治す、肺を潤う
  5. 生地黄:補血することで解熱
  6. 芍薬:血の流れを良くして、瘀血を溶かす
  7. 桃仁:血の流れを良くして、瘀血を溶かす
  8. 四川の紅花:血の流れを良くして、瘀血を溶かす
  9. 紫草:解熱、解毒、血の流れを良くする
  10. 生石膏:肺と胃の熱を下げる
  11. 鮮芦根:全身の熱を下げて、利尿作用がある

 

荊芥:解熱、抗炎症、抗菌作用がある

荊芥:解熱、抗炎症、抗菌作用がある

組み合わせを見ると、ほとんど解毒、解熱、瘀血を溶かすもの。だから、ペスト病も短期間で完治したのです。

雄黄は加熱するとダメ!雄黄は必ず生で使う

 

一つの生薬だけ、追加説明します。

雄黄は寄生虫・病原菌を殺す最強の生薬。

 

古代の漢方医たちは、雄黄を加熱する劇毒物質:ヒ素に変わることを知っていました。だから、雄黄はいつも生の粉で食べて、煎じ薬として使いません。ヒ素の毒性は皆さんも分かると思います。中国は以前、ヒ素を飲んで自殺する人が多かったけど、今は入手困難のものになりました。

 

雄黄は心筋梗塞を治すときも使います。処方箋関連の説明は、ニハイシャ先生の論文をご覧ください。

 

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トリカブトは雄黄と逆です。

生で食べる物ではありません。

特別な加工をするか、もしくは煎じて毒を分解します。

 

トリカブトを煎じれば毒性がほとんど消える事、西洋医学も知っているけど、テレビ・メディアでは説明しないですね。逆に殺人事件に使われたと報道。偏った情報しか報道しないのが、テレビ?

 

トリカブトに関する説明は、以下の記事を参考にしてください。 

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昔の中国、ペスト病で大量の死人が出てないのは、漢方薬のおかげ

 

中国政府が公表している39種類の指定伝染病で、ペスト病は甲類(もう一つはコレラ)。2003年大半の中国を感染させたサーズ(SARS)すら、甲類ではなくて乙類です。

 

類を見ない速い伝染スピード・高い致死率は、ほかの伝染病と一線を画する。新型コロナよエボラ出血熱よ、ペスト病と比べたらみんなかわいいものです。

 

14世紀のヨーロッパ、3分の1の人口(約5000万人)がペスト病で死にました。歴史上、こんなに死亡者数を出した伝染病は、指で数えるくらいです。

 

14世紀のヨーロッパで、ペスト病を予防するために作られた防護服

14世紀のヨーロッパで、ペスト病を予防するために作られた防護服

 

中国古代もペスト病が流行ったけど、ヨーロッパみたいな大惨事にはなってないです。地理環境・天候などの影響もあるけど、欧米と決定的な違いがあります。中国は大勢の漢方医たちがいる!

 

中国政府が成立する前の旧中国(清朝)。

ペスト病が流行ったのは、何回もありました。

 

たとえば1894年の広州。当時の新聞社『申報(しんぽう)』が報道したのは、「飲み会が終わる頃に急死、さっきまで普通に話したのに急に意識不明…街には泣き声が絶えない…棺おけを作る職人は24時間フル稼働しても、製作が間に合わない。」

 

当時の不完全統計情報によると、短期間での死亡者数は11万人。最初は漢方医たちが治療しても10人に9人が死んだけど、正しい処方箋を見つかってから迅速にボツ滅しました。

 

ペスト病を治せるのは漢方薬

 

上記の症例は、1920年代、漢方医が無数の患者さんを救った中の一人。意識障害まで起きている末期のペスト病、それでも漢方薬で救って来られたのです。

 

西洋医学の抗生物質・抗菌薬は、ペスト病の初期には有効です。しかし、間に合わなくて後期~末期になったら、抗菌薬はちっとも効果がありません。救えるのは漢方薬のみ!(鍼灸でペスト病を治した論文は探した次第、また翻訳します)

 

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伝染病は漢方薬・鍼灸治療を受けて下さい

 

新型コロナ、インフルエンザなど伝染病が流行るとき、たくさんの人たちは恐怖でビクビクする生活を送っています。その原因は、病気の原因が分からない・治療法があることを知らないからです。

 

たとえば狂犬病、発作したら100%死ぬと言われ、真相を知らない人たちは狂犬に噛まれたら、もう死ぬしかないと思うでしょう。お灸と漢方薬で狂犬病が治るのに、知らない人が多いのは残念でしかたないです。

 

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世界最強、最悪の伝染病:ペスト病でも漢方薬で治るのに、なぜ伝染病を怖がるでしょうか?

 

伝染病を怖がらないで下さい。

心配だったら、有能な中医学先生に聞くべきです。

「中医学には関連の治療法がないのか?」

 

中医学は5千年の歴史もあるので、記録されてない病気なんかありません。治した症例も山ほどあります。(ワクチン・西洋薬の後遺症はもちろん記録されてない)

 

西洋医学?

現代医学は200年の歴史しかありませんよ。

 

200歳と5000歳の人。

あなたは、どちらの経験談を聞くべきだと思いますか?