こんにちは、李哲です。
手術後も続いていた生理痛が、回を重ねるごとに少しずつ軽くなり、こめかみの痛みや胃のムカムカ、強い眠気まで一緒に変化していく――。
「生理痛が段々良くなっているのが分かって嬉しいです」という彼女の言葉を軸に、東洋医学的な体の回復プロセスを追った記録です。前回の治療内容を以下をご覧ください。
✅️ この記事で分かること
1.手術後も残る生理痛や左下腹部の引きつりが、鍼灸でどう変化していったか
2.生理中の偏頭痛・強い眠気・胃のムカムカなどを、中医学ではどう捉えて治療するのか
3.風邪や胃の不調など「生理痛以外の不調」も含めた、全身の体質改善の考え方
手術後の生理痛と左下腹部の引きつりの変化
2017年11月10日
彼女の報告:
左下腹部がたまに引きつるけど、すぐ治る。
脈診では、左の脈がまだ右より弱い。関脈はまだ弦細。つまり、脾臓がまだ弱い。
今日は細い針を使ったけど、関元を刺した時は響きが強くて身体が動いてました。
関元は滋養強壮効果があるツボとして有名。私のおじさんが言うのは、関元を刺すとばいあぐらみたいに元気になるそうです。関連の治療内容は以下をご覧ください。
生理3日目の偏頭痛と、生理痛が減っていく実感
2017年11月17日。
彼女の報告:
今日は3日目の生理。
生理痛はあったけど、先月より減っている。生理痛は波があって、 痛む場所はいつもの左下腹部。
今月の生理は量が多くて血の塊が出ると言うので、「まだ瘀血が残っている」と彼女に教えました。鍼治療のあと、血の塊が出る原因は記事:鍼灸後に黒い血の塊(瘀血)が出る理由と体質改善の意味で詳しく説明しました。どうぞご参考に。
今日は生理中のせいか、両コメカミの重く痛い(ガンガン痛むのと違う感じ)。対策としては、左右の陥谷穴を刺し。刺し終わった時は変化がなかったけど、もう一度鍼を回したら、両コメカミの痛みが減り始め、鍼を抜いた時はほんの少しだけ残っていました。
帰りに彼女が言うのは、
「生理痛が段々良くなっているのが分かるから嬉しいです」
今までの経験だと、生理痛は治しやすいもの。特に生理痛が発作した時に施術を受ければ、その場で治る確率が非常に高いです。以下は一人の症例、参考になると幸いです。
風邪症状への鍼治療がすぐ効かなかった理由
2017年11月24日。
彼女の報告:
- 風邪を引いて喉と頭が痛い、痰と咳が出る。
- 上半身は微熱があり、下半身は寒い。
- 耳垂下の翳風穴あたりが痛い。
- 食欲不振。
- 奥歯が浮いたように痛い。
今日は三間、液門穴、天突穴などを刺したけど、残念ながら帰る時は著しく変わってはなかったです。明日から変わるかも知れないので、次回様子を見るつもり。
記事:風邪の発熱・咳・鼻水に鍼が効く理由と症例解説でも説明したけど、一般的に風邪の発熱・咳・鼻水などの諸症状には、鍼は即効性があります。効果がないのは、あなたの鍼灸医の問題。
強い眠気と倦怠感は「脾」が弱っているサイン
2017年12月1日。
彼女の報告:
- 最近はとても眠い(倦怠感)。
- この2日は便秘で、胃が少しムカムカする。
脈診では左の脈が右より強い。これは良いけど、右の脾臓の脈がまだまだ弱い。脾臓が弱いと眠くなりやすいです。
今日は鍼を抜いた時、両足を触ってみたらまだ冷たかったです。帰りに彼女が言うのは、「自宅に着く頃には暖かくなります」
私は説明しました。
「鍼を置いてる間は寝たほうが良いですよ」
彼女が笑いながら言ったのは、「鍼を回すと響くし、構えて耐えるから、寝れなかったです。」
中国鍼が響くのは当たり前の事。効果があるかないかは、この響きによると言っても過言ではなありません。詳細は以下をご覧ください。
生理前の胃ムカムカとお腹の張りに対する鍼灸治療
2017年12月8日。
彼女の報告:
- 生理前で胃がムカムカ。
- お腹が張る。
- パソコン作業のせいで、首の後が痛い。
脈診では、左の脈が右より強い、緩有力の脈。脾臓の脈が強くなっているので、安心しました。
今日は右足の束骨穴を回した時に、とても痛かったそうです。施術が終わったあとでも、「ひびきの余韻がある」と彼女は笑ってました。
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