術後の排尿痛・尿の灼熱感・尿失禁が一晩で治った漢方薬症例。

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こんにちは、李哲です。
アメリカの中医師、鄭智城先生1の漢方薬症例、意大利男子膀胱癌手术后小便困难_郑智城(2011-12-18発表)を翻訳しました。


今日遠方から電話がありました。
イタリア人女性がフロリダ州から電話かかってきて、非常に緊張した声。

彼女「友人の紹介で先生に電話しました。主人は最近膀胱がんの手術後、排尿の時に熱くて痛い。しかも、ほぼ尿失禁になって寝たきりです

私「なぜ膀胱がんになったですか?」
彼女「主人は血尿で病院に行って検査したら、癌細胞が見つかりました。そしてすぐ手術。計2回やりました」

臨床で血尿はよく見かける症状です。
必ず膀胱がんだとは言えない。

李哲の説明:
たとえ本当の膀胱癌だとします。
西洋医学では治せますか?
治せないなら、患者さんに中医学治療をすすめください。

以下は余命2日だと言われたお父さんが漢方薬を飲んだあとイキイキとして、遊びに出かけた症例。参考になると幸いです。

C型肝炎の便秘、睡眠、吐き気、食欲不振は1週間で改善され、余命2日の膀胱がんは生き返ってギャンブル遊びに出掛けた。

中医学ではこの症状を、下焦の湿熱証だと言います。
何種類かの生薬で解決できます。
例えば肉桂、知母、黄柏など。
ひょっとしたら、小薊(しょうけい)一つだけで良いかも知れません。

こんなに大げさに手術する必要がない。

小薊(しょうけい):止血作用がある生薬

小薊(しょうけい):止血作用がある生薬

がん細胞は誰でも持っています。
男性が怖がっている前立腺がんを例えると、西洋医学の研究データが示すのは、97%の前立腺がん患者さんは何の治療をしなくても大丈夫、ちゃんと生きます。

このデータで分かりますが、西洋医学の過度診断治療はどれだけ氾濫しているのか。

中医学の陰陽弁証だけ、どれが本当の癌でどれが普通の病気のかが分かります。しかし、手術しちゃったので、もう言っても無駄。上記の女性はきっと病院から答えが出なくて、こちらに電話してきたでしょう。

西洋医学にとって、患者が手術室で死んでないだけで”成功”です。ほかの事は、西洋医学が関心するものではない。

李哲の説明:
上記の前立腺がん、アメリカでは男性患者さんを殺す第一位の病気。西洋医学が治せないからナンバーワンの殺し屋になっているでしょう?ニハイシャ先生の症例では詳しく説明しました。参考になると幸いです。

一つしかない腎臓に癌ができた患者、漢方薬で7年も生きている。アメリカ男性患者の死亡原因第一位は前立腺がん、これは西洋医学が前立腺がんを治せないことを証明する。

私は電話の中で詳細を聞いて、中医学で言う『気淋』+『膏淋』の症状であるのが分かりました。

男性の尿にはたくさんの混濁物(小さな肉の腐乱した組織みたいなもの)があり、排尿するとき灼熱痛があって、生きているのが辛くて死んだほうがマシだそうです。

死んだほうがマシだというので、彼女たちは一番速いスピードで送ってほしいと言ってました。宅急便は何倍の料金になりますが、彼女たちは1日でも速く届けてほしいと要求。すぐ処方して当日に宅急便で送りました。

処方は山薬、竜骨、牡蛎、車前子、党参、乳香、没薬などなど。

乳香(にゅうこう)の画像

乳香(にゅうこう)の画像

飲んだ翌日にまた電話が入りました。
諸症状がもう治って非常に喜んでました。

良い結果が出て私も嬉しかったです。

(おわり)

  1. 鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

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