本場の中国鍼:李哲鍼灸院

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心房内巨大血栓が2ヶ月で90%消えた漢方薬症例。心房内血栓除去術よりも、漢方薬のほうが安全で効果的。

こんにちは。李哲です。

アメリカの中医師:李宗恩博士*1の漢方薬治療例、心臟内巨大血塊 – 當張仲景遇上史丹佛(09/22/2029発表)を翻訳しました。

 

心房内の巨大血栓。

一般的に手術をすすめるけど、病院の先生もハイリスクだと判断して手術をすすめない。その時、患者さんはどうしたら良いですか?即死を待つだけ?

 

漢方薬で”奇跡的”な治療効果を出した症例があるので、ぜひご覧ください。

 

心房内巨大血栓が見つかったけど、良い解決策がない西洋医学

 

今回は特別な治療例です。

患者さんは70代。

7月から右手に力が入らない、右半身が思ったとおりに動かない。親族は脳卒中が心配で、すぐスタンフォード病院に入院させて検査しました。

 

MRI検査では脳内血栓が見つかり、脳卒中だと診断されました。しかし、病状はとても軽かったので治療していません。患者さんも2~3日後には自己回復しました。特に問題がなくて退院の準備をしたところ、病院の先生は念の為他の検査をしたら、とんでもない非常事態になりました。

 

MRI検査が示したのは、心房内に巨大な血栓(blood clots)が2つあって、大きさは3cmと2cm

 

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病院の先生たちは、患者さんが即死する可能性があると判断し、退院を拒否して、すぐ心臓を開けて血栓を取る治療方向に向かいました。

 

ところで、循環器内科の先生と心臓外科医たちの検討した結果、手術はハイリスクだと判断

 

病院の先生たちは、なぜこんな大きな血栓があるのか、原因が分からない。たとえ、今回の血栓除去術をしても、短期間で心室もしくは心房内にまた新しい血栓が出る。その時は、2回目の手術ができません。だから、このような手術は無意味だと判断したのです。

 

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良い解決策がないので、病院の先生は血をサラサラにする薬(blood thinners)を処方し、血栓がもっと大きくならないように、同時にほかの血栓ができないように予防しました。

血液をサラサラにする薬は、血栓を溶かすことができない

 

ここで重要な説明があります。

血をサラサラにする薬は、血栓が大きくならないようにするだけ。血栓を分解して、消すことはできません。

 

病院の先生たちの考え方は、運が良ければ6ヶ月後に血栓は包まれて2つの「小石」になり、永遠に心房内にいる。結果的には、心房内への血液量は減るけど、患者の命を奪うまではいかない。

 

病院の先生たちは心配でしょうがないけど、解決策もない。こんな状況で、患者さんは退院して自宅療養しました。毎日血をサラサラにする薬を飲んで、1~2週間ごとに血液検査に通っています。

 

私が説明しなくても分かるでしょう。

こんな状況で、家族はどれだけ心配しているのか。毎日突然死するかも知れないから。

 

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中医学の弁証論治と処方箋

 

そこで、私の治療が入りました。

患者さんはある有名人の母親で、スタンフォード大学病院と先生たちが注目して、私のプレッシャーも強かったです。

 

病気を治すのが難しいのではなくて、スタンフォード大学病院と先生たちが注目しているのが気になる。たとえ、患者の諸症状が良くなっても、中医学の診断で治ったとしても、西洋医学の検査でダメだったらボロクソ言われるのです。

 

中医学はどう治療したのか?

いつもの言葉です、「弁証論治」

西洋医学の病名に惑わされるとダメです。

 

患者さんは不整脈が著しくて、肝血虚、心陽虚、下焦寒湿などの問題があったけど、詳細はここで解説しません。

 

処方は炙甘草湯+加工したトリカブト(附子)+生のトリカブト(附子)を主力にしました。

 

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【▲生薬の炙甘草の画像】

不整脈、不眠症は持続的に良くなり、2ヶ月後には巨大血栓が90%消えた

 

患者さんは7月末から漢方を飲み始め、不整脈・不眠症・体力低下などは持続的に改善されました。患者さんも自分が良くなっているのが分かる。

 

でも、患者さんの家族は心配してました。

中医学でいう「改善」は、どうせ主観的評価でしょう?医療機器で検査したほうが「客観」で、「科学的根拠」がありそう!

 

患者さんの家族が悪いとは言えないです。中医学はどの患者さんにも「俺を信じろ!」と強要できないから。もし、大幅に改善があったら、西洋医学の検査でもハッキリした証拠があるはずです。

 

2ヶ月後の今朝、患者さんはMRI検査の結果を教えてくれました。

 

心房内の2つの巨大血栓は、90%消えた!

心房内の巨大血栓が除去された唯一無二の解釈は、漢方薬で治ったこと!

 

心臓外科医と循環器内科医は、なぜこんな結果になったか、理解できなかったそうです。なぜなら、血をサラサラにする薬は、血栓を小さくすることはできないからです。3cmもする血栓が、わずか2ヶ月で体が自然に消したのも有りえない!

 

  • MRI検査の証拠がある。
  • 西洋医学の先生も、西洋医学の治療でこんな効果がないと認める。

 

唯一合理的な解釈は、「漢方薬の効果かも知れない。」

残念ながら、世界一流の西洋医学の先生たちに、「漢方薬は西洋薬よりも効果がある」と認めさせるのは、非常に難しいことです。

 

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来週、私は心臓外科医たちと直接会って、この治療例を討論します。

 

心臓外科医たちに、「寒熱」よ「心陽」などの専門用語を分かって欲しい気持ちはありません。ただし、偏見を捨てて、漢方薬治療の観察・記録に協力し、もっとたくさんの患者が中医学の助けを受けられるようになってほしいです。

 

これは冷たい手術室に運ばれて、メスを入れるハイリスク手術より、何倍もいいじゃないですか?

李哲の解釈と説明

 

脳卒中になる人は、みんな極度の冷え性である

 

片方の手足が思ったとおりに動かない、うまく話せないなどの症状は、みんな脳卒中の初期症状です。

 

脳卒中の原因は、簡単にいうと「体内の極度の冷え」。ニハイシャ先生が治療記事で説明しているので、参考にしてください。

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血をサラサラにする薬は殺鼠剤なので、ネズミ同様に殺される 

 

上記の患者さんは幸運だとしか言えません。

良心的な西洋医学の先生が手術をしてないから、中医学治療を受けるチャンスがありました。しかも、有能な中医学先生に出会い。そのまま、血をサラサラにする薬を飲み続けたら、脳出血で死ぬかも知れません。

 

血をサラサラにする薬を飲んでいる人は、気をつけてください。

あなたが飲んでいるのは、殺鼠剤で体内出血を起こす。

軽い胃腸の出血、皮膚下の出血だったらまだ良いけど、一旦脳出血・クモ膜下出血だったらあの世行き!

 

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「炙甘草湯」など漢方薬の説明

 

李宗恩博士の記述では、炙甘草湯+生のトリカブト+加工したトリカブトが主力の処方箋だと書いてあります。炙甘草湯は不整脈を治す代表的な処方箋。トリカブトは体内の冷えを治す大事な生薬。

 

心房内の血栓は冷えが原因なので、性質がとても熱いトリカブトは血栓を溶かすことができます。加工したトリカブトと生のトリカブトの違いは過去記事で説明したので、参考にしてください。

 

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不整脈の自覚症状として一番多いのは、心臓がドキドキする(動悸)のと息切れです。検査しなくても患者さん自分で分かる症状。笑うしかないのは、動悸・息切れで病院に行っても正常だと言われるかも知れません。

 

医療機器より自分の感覚を信じてください。

機器は誤診するけど、自覚症状は嘘をつきません。

 

なぜ炙甘草湯で不整脈を治せるかは、鄭智城先生が詳しく説明しました。以下の記事、参考になると幸いです。

 

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炙甘草湯は心臓のドキドキ・息切れ以外に、ほかの症状も治せます。たとえば不眠症、血便など。ほかの漢方医の症例をいくつか紹介しますので、参考になると幸いです。

 

▼血便が炙甘草湯で治りました。

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▼骨がんの高齢者。死ぬ直前だったけど、漢方薬で不眠症が改善され、体力低下が回復したのです。

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病院の治療よりも優れている中医学治療

 

西洋医学は日進月歩の進歩を得られたと言われてますが、いまだに解決できない病気はたくさんあります。反面、数千年前から伝わってきた中医学は、山積みの臨床例を残してくれました。しかも、数々の臨床例で分かりますが、漢方薬・鍼灸は病院の治療より優れている。

 

以下、ニハイシャ先生の症例で説明します。

 

▼卵巣癌、西洋医学の治療で死ぬ寸前になった患者と、漢方薬治療で著しく改善した患者の例。

 

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▼乳癌治療分野、純粋に漢方薬治療を受けた女性のほうが、生活の質が良くて長生きできると証明した例です。

 

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漢方薬・鍼灸治療が西洋医学より優れている事実、知らない患者さんはまだ多いです。病気になったら病院に行くのが一般的な考え方。だから、病院はいつも混んで待ち時間が2~3時間。

 

辛い症状が治るなら言うことないですが、治せないと言われたら?上記の患者さんみたいに、スタンフォード大学病院の先生すら、手術はハイリスクだと拒否してます。患者さんはどうしたら良いですか?

 

漢方薬、鍼灸などほかの選択肢があることを知ってください。選択肢一つで生死が決まるので、慎重に考えないといけません。正しい選択肢だったら命は助かるけど、間違った選択肢は苦しみながら死ぬだけです。

 

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この翻訳文をきっかけで、漢方薬・鍼灸治療を試す患者さんが増えると幸いです。

 

*1:李宗恩博士の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。