本場の中国鍼:李哲鍼灸院

本場の中国鍼で生理痛、生理不順、不妊症、腰痛、肩こり、首こり、ヘルニア、胃痛、頭痛、がん緩和ケア、便秘、下痢など様々な不調を整えます!

生殖器のヘルペスが漢方薬6日で治った例

こんにちは。李哲です。

アメリカの中医師:鄭智城先生の記事を翻訳しました。

  

中国語本文のリンク先は、

老美的生殖器疱疹:6剂药就根治?_郑智城

(2012-5-1発表)

翻訳文

この前、カメラマンのアメリカ人が突然また来て、兄さん兄さんと呼びながら中国式の挨拶をしていました。

 

私「今日はどんな症状ですか?」

彼「最近前立腺が辛い、腫れているような気がする。小便の出が悪いです。

 

脈診してみたら、軟。

舌は淡、腫、湿気がある。舌苔は少ない。

眼診したら、生殖器系の反射区に1~2箇所に詰まりがある。

 

ほかの症状を聞いてみたら、鼻のアレルギーがあり、大便も前立腺の腫れが原因なのか順調ではない。同時に動悸もありました。

 

処方は真武湯+五苓散+生脈散+桂枝茯苓丸。

たくさんの生薬に見えますが、実は小さな処方です。(重複する生薬があるので)

 

診察が終わってから、私は彼の生殖器疱疹を思い出して彼に聞きました。

「以前の症状はどうですか?」

「良いです。良いです。ずっと再発してない。」

 

「本当に?この3年間ずっと再発してないですか?」

「そうです。先生の漢方薬は効きますね。疱疹はずっと再発してないです。再発したら私がまた漢方薬をもらいに来たはずですよ。」

 

このアメリカ人は、お世辞がうまいですね。

 

私は3年前の処方箋を見ました。

淫羊霍5、補骨脂5、黄耆6、海藻5、牡蛎5、丹参5、芍薬5,紅花3、桃仁3。

3日分。

 

次の診察の時に、王不留行3を追加。これも3日分。

6日分の生薬で、3年も再発してない。

f:id:li-hari:20180501013828j:plain

補骨脂(ほこつし)の画像

 

 1~2週間くらい経ってから、私は彼にメールしました。

「今度の漢方薬はどんな感じですか?」

 

彼の答えは、「以前と同じ。先生の漢方薬は私にとても効く。(works the usual magic)」

 

私は彼に返事しました。

「If the magic becomes too usual, then it’s no longer called the Magic

李哲の感想:

生殖器の疱疹の処方箋を分析して見ます。

淫羊霍、補骨脂、黄耆、海藻、牡蛎、丹参、芍薬,紅花、桃仁、王不留行。

 

  1. 淫羊霍、補骨脂:腎臓を養う補腎薬。
  2. 黄耆:気力を増加する補気薬。
  3. 海藻、牡蛎:生殖器にできたデキモノ・腫瘍などを溶かす。
  4. 丹参:熱を下げる。
  5. 芍薬,紅花、桃仁、王不留行:瘀血を溶かす。

 

これで分かりますが、患者さんは腎虚証で気力が足りない症状があり、少し炎症があって瘀血の現象もあったと推測できます。

 

6日の漢方薬で治ったのは素晴らしい。

 

鍼灸治療は6日で治ると保証はできません。ただし、漢方薬みたいに毎日施術ができたら、6日で治るかも知れない。

 

生殖系には肝経しか通らないので、肝経のツボで熱を下げて瘀血を溶かせば良いです。

 

例えば行間、太衝、中都、蠡溝など。

お腹では曲骨、中極などが考えられます。

 

以前の治療例。女性ですが治し方は同じです。病名は関係なしで、生殖器系の問題であれば治療法も同じ。

f:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plain
li-hari.hatenablog.com